「医療の進歩にこれまでの“がん保険”は追いついていませんでした」。大手生命保険会社で18年のキャリアを持つ伊藤由貴奈さんは、そう業界の課題を口にした。 これまでのがん保険は「健康なうちに入るもの」であった。未加入のまま、一度でもがんを経験すると、加入条件が厳しく、持病がある人向けの「引受基準緩和型の保険」でもすぐに加入できるものはなかった。がんに罹患する人が増えている一方で、医療の進歩により、がんを患っても長生きできる人、治る人も増えている。「がんに罹患した人を支える保険を作りたい」――。長年勤めた会社を辞め、新たな道を模索する伊藤さんに、がん保険の実態と選ぶ際のポイントについて聞いた。
2023/12/29