映画化もされた『ソラニン』から約11年後に連載され、 漫画家として残酷なまでの“業”を描いた浅野いにおの作品『零落(れいらく)』が映画化され、来年(2023年)3月17日より全国公開されることが発表された。斎藤工、趣里、MEGUMIらが出演しており、監督は俳優、歌手として活動する竹中直人が務めた。原作者・浅野がミステリアスな風俗嬢・ちふゆを描いた、イラスト「歓楽街に佇む、ちふゆ」も公開された。 原作は、圧倒的な空虚感という極限状態を経験して初めて現れる、人気漫画家の本当の姿、漂流する“表現者”の魂の喪失と覚醒が描かれている。10月28日に発売となる「ビッグコミックスペリオール」(小学館)には、原作者・浅野いにおのコメントと映画の場面写真が独占で掲載される。
2022/10/27