俳優の趣里(31)、千葉雄大(33)が12日、都内で行われた映画『もっと超越した所へ。』(10月14日公開)完成報告試写会に登壇した。 演劇界最高の名誉・岸田國士戯曲賞の最終候補に4度選出された劇作家・根本宗子氏による「映像化不可能」とも言われた2015年の傑作舞台を、根本氏自ら映画脚本化。クズ男を引き寄せてしまう4人の女性たちが、面倒くさい感情とキレッキレの本音をさらけ出しながら、エネルギッシュに生きるさまを痛快に描きあげる。 今でも芸能界で生き続ける元子役タレントの鈴役を演じた趣里と、あざとかわいいボンボン・一見優しいが、大事なのはいつでも自分な富役を演じた千葉。今作が初共演となるなか、趣里が以前観劇した作品への参加を喜ぶと同時に「あとは千葉さんがすてき」と褒めると、千葉は「あ〜た、何言ってるんですか」とノリノリに。 撮影中に意気投合し、ずっと話していたそうで、千葉は「待機場所で僕たちの前に菊池くんが座っていたので『ごめんなさい』といった感じ」と苦笑すると、菊池は「すてきなラジオを聞いている感じでした。(2人の共演が)初めてだと思わなかった。幼なじみギャルじゃん!」と絶妙なたとえで笑いを誘った。 「ずっと2人で、ずっと一緒にいるみたいな」とその仲良しぶりを驚く菊池に「役作りです」と声をそろえる千葉と趣里。だが、「『ダメだ、ダメだ、仕事仕事』って言ってたじゃないですか」も菊池からつっこまれた趣里は「とみーとすずの感じでしゃべってたかも」と納得していた。