女優の高橋ひかる(※高ははしごだか)、石井杏奈が7日、都内で行われた日生劇場ファミリーフェスティヴァル 2022 NHK みんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』歌唱披露イベントに登壇した。舞台、ミュージカル、主演、すべてが“初”の高橋は「そんなに“初”が多かったんだとドキッとした。こうして人前で歌を歌うのは経験していなくて…でも歌の力はすごいと感じていたので歌や演技を通してみなさんになにかお届けできるものがあれば」と意気込みを語った。 8月20日から28日まで日生劇場で上演される今作は、同劇場とNHKエンタープライズ、東宝による初の共同企画・制作。NHK『みんなのうた』から選ばれた世代を超えて愛される名曲とともに届けるオリジナル・ミュージカル。ある日、ゾンビが守る森にやってきた人間の男の子・ショウ(石井、乃木坂46・伊藤理々杏)と、ゾンビの女の子・ノノ(高橋、熊谷彩春)の想いがつむぐ、奇跡の物語。 この日はWキャスト4人と、エハラマサヒロ、石田佳名子、コング桑田、大和悠河が参加するなか、「手のひらを太陽に」や「WAになっておどろう〜イレ アイエ〜」など5曲を生披露。同じくミュージカル初出演となる石井は「きょうメドレーを披露するということで緊張で2日前に音符が襲ってくる夢を見るくらい追い込まれていた」と笑わせ、「この作品にはパワーやエネルギーが詰まっているので、ちゃんとお届けできるように精いっぱい務めたいと思います」と力強く語った。 伊藤は「私が初めて舞台を見せていただいたときは、乃木坂46の先輩が出ている舞台。そのとき衝撃的で今まで舞台を観たことがなかった私が『こんなに舞台っておもしろいんだ』と感銘を受けたので、そのときの気持ちを忘れていないし、だから今ここに立っていると思うので、そういうすてきな感情を伝えられたら」と前向き。熊谷も「今回は各地を回るということで、ミュージカルに触れたことのないお子さんも来ていただき、新しいもの、新鮮なものを感じていただけたら」と呼びかけた。 以前から舞台に憧れがあったという高橋は「いつかやってみたいという漠然とした気持ちがあった。今回話をいただいてミュージカルって聞いて正直『私、歌を歌えるなんて言ったことないですけど!?』とテンパっていた」としつつも「なにを学べるのか全くまだわからない。何が起きるかわからないのですが、稽古も始めてで、みなさまの力を借りながら精いっぱい向き合っていきたいですし、すてきな舞台を届けたい。心臓がバクバクしていますがしっかり頑張りたい」と笑顔を見せた。 E-girlsではパフォーマーを担当していた石井は「まさか自分が歌をするとは…と思わず最初は不安がいっぱいだった。過去に『みんなのうた』を通して救われたり成長する糧(かて)になっていたので、自分の表現のひとつで、子どもたちの人生を輝かせることができればと。この発表のため歌の稽古をするなかで、あがいていたらスタッフさんから『その姿がショウみたいだね』と言っていただいた。その言葉が響いて、ショウくんと一緒に自分と戦わなければと。ショウくんと一緒に成長ができることがたくさんあるんだろうなとすごくワクワクしています」と期待に胸をふくらませていた。