女優の岸井ゆきの主演、浜辺美波が共演する映画『やがて海へと届く』(4月1日公開)の場面写真が解禁となった。 彩瀬まるによる同名小説(講談社文庫)を、詩人としても活躍する中川龍太郎監督の世界観と映像センスで映画化。突然消息を絶った親友の死を受け入れられずにいる主人公・真奈が、深い悲しみを抱えながらも前に踏み出そうとする姿を見つめる、喪失から再生へと向かう物語。 解禁となった場面写真は計10枚。主人公真奈を演じる岸井と、親友すみれ役を演じる浜辺がおそろいの麦わら帽子をかぶって笑顔を見せるカットや、ともに電車や大学のキャンパスで笑い合うなど楽しげな雰囲気のカットがある一方、二人がトラックの荷台に座り、別々の方向を向いている意味深なカットも。二人に何かあったことをにおわせる。 さらにすみれの恋人・遠野を演じる杉野遥亮が腕を組み難しい顔を見せるカットや、神妙な面持ちで真奈を見つめるカットも。彼の心情も気になるところだ。 そして物憂げな表情でビデオカメラを構えるすみれはいったいどんな気持ちで何を映しているのか。 昨日(27日)発表された、スタジオジブリが手がけた愛知県の観光動画『風になって、遊ぼう。』の監督も務めた中川監督による映像美にも期待が高まる。