終戦後も任務解除の命令を受けられないまま、フィリピン・ルバング島のジャングルの中で約30年間を生き抜き、1974年3月に帰還して「最後の日本兵」と呼ばれた、旧陸軍少尉・小野田寛郎(おのだ・ひろお)の史実から着想を得て映画化された『ONODA 一万夜を越えて』(10月8日公開)の予告編が解禁された。 フランス映画界で今最も注目されている新鋭 アルチュール・アラリが監督を務め、フランス、ドイツ、ベルギー、イタリア、日本の国際共同製作映画でありながら、ほぼ全編が日本語のせりふで紡がれているこの異色作は、第74回カンヌ国際映画祭2021で「ある視点」部門オープニング作品として上映された。
2021/09/10