『第44回日本アカデミー賞』の授賞式が19日、東京・グランドプリンスホテル新高輪で行われ、渡辺謙(61)が映画『Fukushima 50』(若松節朗監督)で最優秀助演男優賞を受賞した。渡辺は『沈まぬ太陽』『明日の記憶』で最優秀主演男優賞を受賞しているが、同賞を受賞するのは初めて。 『Fukushima 50』は、世界のメディアから“Fukushima 50”(フクシマフィフティ)と呼ばれていた東日本大震災により発生した原発事故の現場に残った名もなき作業員たちにスポット。佐藤浩市が原子炉から最も近い中央制御室を指揮する1・2号機当直長の伊崎利夫、渡辺が福島第一原発所長だった吉田昌郎さんを演じた。
2021/03/19