高畑充希主演&遊川和彦脚本で『過保護のカホコ』のスタッフが再集結した『同期のサクラ』(日本テレビ系)。どこまでもまっすぐな性格のサクラ(高畑)と4人の同期の10年間を、1話1年で見せる構成になっている。遊川作品の強烈で極端なキャラクターと展開は、好き嫌いがわかれるところだが、本作は第1話の冒頭でいきなりサクラが意識不明で病院のベッドに横たわっているシーンがあった。そのあまり重たさに早々に脱落した、あるいはしそうになったという視聴者も少なくなかったようだ。なぜ悲劇的な「現在」を先に見せたのか。■『過保護のカホコ』から変わった遊川脚本の作風
2019/11/11