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松丸友紀アナが語る育児と働き方 変わりつつあるテレビ業界

 “タブーなきテレビ東京”がまたもや新たなチャレンジを試みた。12月16日から20日に放送される『シナぷしゅ』は、0〜2歳の赤ちゃん向け番組。制作局だけでなく、さまざまな部署のパパママ社員たちがプロデューサーとして結集し、民放では初となる同プロジェクトに挑んでいる。その1人が『ゴッドタン』などでもおなじみの松丸友紀アナウンサー。2歳半の男児を育てる日々のリアル実情や番組への思いを通して、育児と仕事の両立について語ってもらった。

情報過多な時代に子どもたちが安心して観られる番組を発信するのもテレビの役割

──まずは民放初の赤ちゃん向け番組『シナぷしゅ』の立ち上げの背景について教えていただけますか?
松丸友紀 企画そのものを立ち上げたのは“これからのテレビのあり方”を考える部署の女性で、その方も現在1歳半のお子さんを育児中です。テレビ東京としてまったく新しいジャンルの番組ということもあり、制作部だけでなく「赤ちゃん向け」番組に対して熱意がありそうな社員に呼びかけをしたそうで、私もその方からお声がけいただいてプロデューサーとして携わることになりました。入社以来ずっとアナウンス部にいたので「私にできるだろうか?」という戸惑いもありましたが、「自分の子どもに観せたいコンテンツを作りましょう」というひと言で、よし、やろう!という気持ちになりましたね。

──「赤ちゃんにはテレビを観せないほうがいいんじゃないの?」という風潮もまだまだあるようですが……。
松丸 確かにそういう声もありますが、私の息子の場合、テレビで覚えた言葉を話すようになったり、見よう見まねでダンスをしたり、いろんな刺激を受けているようです。今回、番組を監修いただいている東京大学赤ちゃんラボの開一夫教授は、テレビを観せることについて「乳幼児の発達との関連をしっかり研究していくことが必要」とおっしゃっていて、教授のアドバイスを受けながら、安心して赤ちゃんに観せることができる番組を目指して取り組んでいます。

──子育中のパパとママが、安心して赤ちゃんに観せることができるコンテンツがあるのとないのでは大きく違いますよね。
松丸 本当にそうだと思います。子育てというのは手探りの連続で、私も出産したばかりの頃は夜な夜な「赤ちゃんにはお布団がいいの? ベッドがいいの?」みたいな検索をしていました。これだけ情報過多になると、何を取捨選択していいかわからなくなる。そうしたいろんな選択肢があるなかで「あれこれ情報を詰め込まずとも、肩の力を抜いて観てくださいね」というメッセージを発信するのも、テレビの役割だと思うんですよね。

──「ぷしゅ」というちょっと気の抜けたタイトルからも、その思いが伝わってきます。
松丸 そうなんですよ。この番組は赤ちゃんのシナプスを活性化するのと同時に、パパもママもそんなに頑張らなくていいよ、という思いも込めています。

現在は帯の生放送を担当、育児との両立にもどかしい思いも

──育児と複数のレギュラー番組を両立させるなかで、特番とはいえ、新番組に携わるのは時間的にも大変ではないですか?
松丸 正直、毎日が分刻みです(笑)。ですが、この番組のプロデューサーは私だけでなく、全員がほかの仕事との兼務。しかも皆、子育て中。集まって会議できるのも週に1回、1時間ほどです。それでも同じ熱量を持った人間が集まると、こんなにも物事がスムーズに進むんだなと実感しています。何より「子どものためになる番組」に携われていることが大きなやりがいになっていますね。

──松丸アナが職場復帰したのは、お子さんが1歳半になったタイミングでした。保育園はスムーズに決まりましたか?
松丸 苦戦しましたね。認可保育園も申請した段階で数百人待ち。幸い妊娠中に入園希望を提出していた認証保育所が決まったので、職場復帰できました。

──4月からは『よじごじDays』のメインパーソナリティーを務められています。子育てと月曜日から金曜日の帯番組の両立はいかがですか?
松丸 生放送は夕方からですが、打ち合わせもあるので、保育園に子どもを預けて午前中には出社します。ただ、突然、本番直前に「熱が出ました」と保育園から連絡が来たことが何度かありました。ですが、すでに誰も代役が立てられない状態で……。もどかしい思いを抱えながら、番組に臨んだこともありました。

──共働き世帯でも、育児の割合はママが多くなりがちだと言われますが──。
松丸 うちは夫がプロスポーツ選手(競輪・新田康仁選手)ですが、わりと子育てを協働できているほうだと思います。ただしレース期間は5日ほど家を空けてしまうので、ワンオペにならざるを得ないんですね。また長く家を空けると関係性がリセットされてしまうようで、小さい頃は夫が帰ってきて抱っこすると大泣きしたこともありました。でも最近はだいぶ理解できているのか、「パパ、自転車のお仕事だね」と言うようになりました。それと血筋なんですかね。自分も自転車に乗りたがるようになって、最近ストライダーを購入したんです。まだ1人ではおぼつかないですが、夫が支えたりして一緒に遊んでいます。

提供元: コンフィデンス

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