【Creators Search】乃木坂46の豊かな音楽性を支えるRyota Saito 有機的アレンジでヒット曲を量産
幼少時代よりピアノを習い始め、中学・高校時代にはオーケストラ部に所属していたSaito氏は、慶應義塾大学卒業後、自身のバンドやプロジェクトでDTMによる楽曲制作を独学で開始。アーティスト活動の傍ら、ドラマの劇中歌、CMソングの歌唱、海外で活動するDJへの楽曲提供なども行い、作詞、作曲、編曲、歌唱などを手がけるクリエーターとして頭角を現した。
乃木坂46の「言霊砲」(シングル「シンクロニシティ」収録/作曲・編曲をTomoLow氏と担当)ではギターロックとエレポップを融合。Kis-My-Ft 2 の「Up&Down and Up&Down,Yo Dance!」(シングル「PICK IT UP」収録/ 作詞・作曲・編曲をNobuaki Tanaka氏と担当)ではファンク・リバイバルの潮流を取り入れながら、J-POPとダンスミュージックをバランスよく共存させている。
また、當山みれいのシングル「P.S. 等身大のラブソング」(編曲を遠藤ナオキ氏、Akira Sunset 氏と共に担当)では、レゲエのフレーバーを交えたトラックを提示するなど、幅広い楽曲で才能を示している。EDM、ロック、エレクトロ、HIP HOPといったジャンルの壁がなくなり、ハイブリッドなサウンドが求められる現在のシーンにおいて、Saito氏の活躍の場はさらに増えるはずだ。
(文/森朋之)