【Creators Search】欅坂46「サイマジョ」やHKT48を手がけるバグベア 斬新なトライアルを後押しするエッジのある楽曲
THE IDOLM@STERの「Heart・デイズ・Night ☆」(作曲/編曲)、AKB48の「How Come ?」(作曲/編曲)、NMB48の「どうでもいい人仮面」(作曲)、中島愛の「残像のアヴァロン」(作曲/編曲)、ラストアイドルの「愛しか武器がない」(作曲)など女性アーティストを中心に楽曲提供を行ってきたバグベアの存在が注目されたのは、欅坂46のデビュー曲「サイレントマジョリティー」(作曲)と4thシングル「不協和音」(作曲/編曲)を手がけたことだろう。
シャープな雰囲気のAメロ、鬱屈とした気分を解放するようなサビの対比が印象的な「サイレントマジョリティー」は、“刺激的な表現によってインパクトを与えるアイドル”という欅坂46のイメージを決定づけた。また「不協和音」は、あえて起伏を抑えたボーカルのラインとアグレッシブなEDMサウンド、“僕は嫌だ”というセリフを共存させたアッパーチューン。発売当初は賛否両論が起きたが、2017年の『NHK紅白歌合戦』で歌唱されるなど、現在は代表曲の1つとして浸透している。既存のアイドルのスタイルを踏襲するだけではなく、斬新なトライアルを続ける欅坂46だが、バグベアが生み出すエッジーな楽曲は間違いなく大きな役割を担っていると思う。