第15回「コンフィデンスアワード・ドラマ賞」発表! 作品賞『トクサツガガガ』ほか全7部門受賞者から喜びのコメント到着
作品賞:ドラマ10『トクサツガガガ』
本作は、戦隊ヒーローなどの「特撮ドラマ」をこよなく愛す商社勤めのOL・仲村叶(小芝風花)の日々の奮闘を綴ったコメディードラマ。女の子らしさを好む毒親、職場の同僚など、周囲に特撮オタクであることを隠して暮らしてきた仲村が、特撮オタクの先輩である吉田さん(倉科カナ)や、男性アイドルオタクの同僚・北代さん(木南晴夏)、特撮好きの小学3年生・ダミアン(寺田心)、菓子店「おかしのまつもと」で店番をする任侠さん(竹内まなぶ)など、新たな仲間たちとの出会いによって「好きなものは好き!」と、自分自身を解放していく様子がユーモアたっぷりに描かれた。
主人公を演じた小芝風花は、今回が連ドラ初主演。小芝と言えば、映画『魔女の宅急便』のキキ役や、NHK連続テレビ小説『あさが来た』でのヒロインの娘・千代役など、これまではどちらかというと優等生イメージが先行する女優だったが、本作ではカラオケで特撮ソングを熱唱。カプセルトイに一喜一憂し、ヒーローショーでは子どもたちに負けないはしゃぎっぷりを見せるなど、特撮オタクをイキイキと熱演。女優として新たな魅力を開花させた。
なお、審査会では、日本テレビ系『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』、テレビ東京系『フルーツ宅配便』の2作品を推す声も目立った。
『トクサツガガガ』制作統括・吉永証氏 受賞コメント
作品賞をいただき光栄です。SNSでも大きな反響があり、大河ドラマや朝ドラではない枠で、これだけ多くの方に愛してもらえたことは、本当に嬉しく思っております。原作者の丹羽庭さんは特撮への深い愛がある方なので、ドラマ化するからには、特撮に対するリスペクトを大事に、しっかりと作らないといけないと考えました。本家である東映さんにご協力いただき、特撮パートは、通常の特撮番組とほぼ変わらない制作方法で進めました。「NHKが本気で作っている」といった声もいただきましたが、そこが多くの方に愛された理由の1つだと思っています。
【ロングインタビュー】『トクサツガガガ』吉永証P語る、NHK本気のドラマ制作