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ホンダN-VAN +STYLE FUN/N-VAN +STYLE COOL/N-VAN G【試乗記】


私は箱になりたい

ホンダの新たな軽商用車「N-VAN」に試乗。先進の運転支援システムや助手席側ピラーレス構造、画期的なシートレイアウトといった、既存のライバルとは一線を画す魅力を備えてデビューした、“次世代の働くクルマ”の出来栄えをリポートする。

Nシリーズの新顔は商用車

ホンダの「N」シリーズが絶好調だ。2018年6月で累計販売台数が200万台を超えた。2011年の発売以来、わずか7年半での記録達成である。昨年は登録車を含む新車販売台数ランキングで「N-BOX」が1位を獲得した。フルモデルチェンジで第2世代となってからも勢いに衰えはない。先進安全運転システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」を全車に標準装備して価格が上がったことが不安材料だったが、これも時代の状況にマッチした判断であったことが明らかになった。

ただ、販売台数ではシリーズ内でN-BOXが突出している。「N-WGN」はいいとしても、「N-ONE」や「N-BOXスラッシュ」はそれほど売れていないのだ。Nシリーズの新たな稼ぎ手とするべく開発されたのがN-VANである。それが商用車というのは逆転の発想だ。商用車ベースの乗用車というのは初期のミニバンなどにあったが、豪華装備の乗用車をもとにしてコストに厳しい商用車を作るというのは難しそうに思える。しっかりと台数を出して利益をあげられるという自信があるのだろう。

試乗時間はたっぷりあるので、まずはロケ場所に移動する。撮影機材を積み込もうとして、カメラマンK氏の顔がほころんだ。脚立をクルマの横から入れることができたからである。N-VANのウリのひとつが「ダブルビッグ大開口」。ボディーの左側がセンターピラーレスになっていて、助手席ドアが大きく開く。リアハッチと合わせて2方向から荷物を出し入れできるのだ。脚立程度の長さなら、横からでも楽勝である。

ホンダがこれまで販売していた「アクティ バン」は荷室長が1940mmあったが、N-VANは1585mm。アクティ バンが後部の床下にエンジンを搭載し、後輪を駆動していたのに対し、N-VANはFFである。ドライバーの乗車位置が後ろにズレるので、どうしても荷室が犠牲になってしまう。その弱点をカバーするのがダイブダウン機構付きの助手席だ。後席を倒して荷室を広げられるのはもちろん、助手席も完全にフラットになるので実質的な荷室長は2635mmに達する。ビールケースで比較すると、収納可能な量はアクティ バンの35個に対しN-VANは40個だ。...

提供元:webCG

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