• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)

スバルWRX STIタイプRA-R(4WD/6MT)【試乗記】


まだピースが欠けている

スバルテクニカインターナショナル(STI)の創立30周年を記念したコンプリートカー「スバルWRX STIタイプRA-R」。“要らないものはそぎ落とす”という古式ゆかしき方法で調律された限定モデルの実力を、クローズドコースで試した。

心がかき立てられる

「おぉぉ……、怖ぇぇ……!!!」 「こんなの……タニッ……グチ君じゃなきゃ、無理ッ!!」 「スバルWRX STI」の限定車「タイプRA-R」のアクセルを床までベカッと踏み込んで、思わず心の声がこぼれた。

「タニグチ君」とは、『webCG』の連載でもおなじみの谷口信輝選手のこと。なぜ彼の名が出てきたのかといえば、WRX STIタイプRA-R(以下RA-R)を走らせた場所が「群馬サイクルスポーツセンター」、通所“グンサイ”だったからだ。

グンサイは人気DVDマガジン『HOT Version』の「峠最強伝説」というコーナーで、彼らが有名チューナーの手がけたチューニングカーを走らせているコースでもあるのだ。

木々がうっそうと生い茂る、一方通行のサイクリングコース。路面は思ったよりもきちんと整備されているが、所々うねりが激しく、登り・下りのアップダウンと共にブラインドコーナーが次々と押し寄せる。そんな峠道をRA-Rは、筆者を急(せ)かす子犬のように、4輪でグイグイ、グイグイと引っ張っていく。

いくらクローズドコースとはいえ、誰も「全開で走れ!」なんて強要していない。それでも乗り手がそれを試したくなるのは、このRA-Rとグンサイの組み合わせが、オトコのプライドのようなものを、ザワザワさせるからだ。

RA-RはSTIが放つ、本家スバル公認のチューニングコンプリートカーだ。そのベースとなるのは現行型のスバルWRX STI。型式で言うと「VAB」型で、これをベースに今回は徹底した軽量化が図られたことがトピックである。...

提供元:webCG

あなたにおすすめの記事

オリコントピックス