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トヨタ・カローラハッチバック【開発者インタビュー】

真面目な若者のために

「オーリス」の後を継ぐモデルとして販売される、次期「カローラハッチバック」。その開発には、どんな思いが込められているのか。チーフエンジニアを務める小西良樹さんと、デザインを取りまとめた宇角直哉さんに話を聞いた。

ハッチバックの需要が増加傾向に

1966年のデビューから数えて12代目。日本のモータリゼーションを支えた国民車は、154以上の国と地域で販売されるグローバルカーになった。累計生産台数は5400万台を超える。今もトヨタの基幹車種としての地位は揺るぎないが、国内ではユーザー年齢の高齢化という問題を抱える。60代、70代が中心となっているという現状を打開すべく投入されるのが、カローラハッチバック(仮称)だ。開発を主導した小西良樹さんに、若返りの秘策をうかがった。

――20代、30代をメインターゲットにするというのは、かなり困難なミッションに思えますが……。

まずはデザインですよね。止まっていても動き出すかのような躍動感のある造形を目指しました。このあとセダンやワゴンも発売するわけですが、ハッチバックが若い人には一番受け入れられやすいということでメッセージ性を込めています。全高を落としてワイド&ローなフォルムにして、踏ん張った感じを出しました。

――子育て世代は、使い勝手のいいミニバンを好みます。でも、昔はセダンやハッチバックを普通にファミリーカーとして使っていましたね。

カローラでは「FX」とか「ランクス」とか。「カローラII」も人気でした。今は確かにミニバンやSUVが主流ですが、世界的に見ればハッチバックの需要が増加する傾向があるんですよ。ヨーロッパはもともとハッチバックが好まれていますし、北米でも変化があります。ホンダさんの「シビック」は販売台数の30%がハッチバックです。日本でも少しずつ動きが見えてきていて、スポーティーなカローラということを打ち出すために最初にハッチバックを出すことになりました。

――ただ、昔は若者がホットハッチを好むという文化がありましたが、今はどうなんでしょう。

欧州で言えば、「ゴルフGTI」などのホットなモデルは健在です。販売店で話を聞くと、日本でもスポーティーな走りを楽しみたいという若いお客さんがいらっしゃるということです。そういった要望に応えるため、カローラハッチバックにもMTを用意しました。もちろん、カローラですからガチガチのスポーツモデルではありません。乗り心地がいいのは当然で、いざ走ろうとするとスポーツモードで楽しめる。いろいろな場面に対応できるようにしました。...

提供元:webCG

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