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BMW F850GS(MR/6MT)/F750GS(MR/6MT)【レビュー】


これぞGS これぞBMW

BMWから、新型のアドベンチャーモデル「F850GS」「F750GS」がデビュー。次世代の“ミドル級BMW”の旗手となる2台は、どのようなバイクに仕上がっていたのか? 新開発のエンジンとフレーム、最新のエレクトロニクスが織り成す走りを報告する。

BMWの中排気量モデルが次のフェーズへ

2017年11月のEICMAミラノショーで発表されたF850GSとF750GS。新型エンジンと新型フレームが投入されたこの2モデルのお披露目は、BMWの中間排気量クラスを形成してきた「Fシリーズ」が、新たなフェーズを迎えたことを意味していた。

BMWにおける“GS”モデルとは、ゲレンデ=山道、そしてシュトラッセ=舗装路の頭文字をとった、オフロードとオンロードの両方を走ることができるバイクを意味する。初代GSモデルは1980年に登場した、空冷の水平対向2気筒エンジンを持つ「R80G/S」。1978年に始まり、80年代に世界中の注目を集めるラリーとなったパリ‐ダカール・ラリー(現ダカール・ラリー)に参戦していた、BMWのラリーマシンがベースであった。そしてそれは、オフロードの高い走破性を保ちながら、オンロードでの長距離走行も可能にした“デュアルパーパス”という新しいカテゴリーを生み出すきっかけとなり、現在に続くアドベンチャーカテゴリーの礎となったのである。

そして大排気量化をたどった二輪市場のなかで、BMWは1993年に近代BMWとして初となる単気筒モデル「F650」を発表。ミドルクラスに打って出ると同時に、“F”シリーズをつくり上げた。

さらに2006年には、360度クランクを持つ排気量798ccの水冷並列2気筒エンジンを新開発し、ロードスポーツモデル「F800S」と「F800ST」に搭載。翌2007年には絶大な人気を誇るGSの名を受け継いだ、「F800GS」と「F650GS」をリリースした。両車は共通のエンジンとフレームを持ちながら、サスペンション形式やホイール径、エンジンの出力特性や最高出力などを変更することで、オフロード初心者を取り込むことを目的とした「650」と、オフロードでの走破性を高めた「800」とに、キャラクターを明確に分けたのである。そのもくろみは功を奏し、冒険好きなライダーをBMWのとりこにしただけではなく、GSの世界観を広くバイクファンに知らしめ、多くの新規BMWユーザーを獲得した。...

提供元:webCG

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