間違いのない爽快感
高速道路から山道へとステージを変えながら、「シビック」の追加モデル「e:HEV RS」に試乗。そのキーテクノロジーは、疑似有段ギア制御システム「ホンダS+シフト」だ。ベースとなったハイブリッド車や、同じS+シフトを搭載する「プレリュード」との違いを確かめた。
シビックにもホンダS+シフトを搭載
2026年6月、ホンダ・シビックのマイナーチェンジのタイミングで、ハイブリッドのe:HEVにスポーティー仕様のRSが加わった。
現行の11代目シビックのモデルラインナップを簡単に振り返ると、まず2021年のフルモデルチェンジでは1.5リッター直4ガソリンエンジン仕様が設定された。2022年夏に2リッター直4エンジンとハイブリッドシステムを組み合わせたe:HEVが加わり、同年秋に「タイプR」も刷新される。
2024年秋のマイナーチェンジでは、1.5リッター直4ガソリンターボと6段MTを組み合わせた「RS」が追加される。そして今回のマイチェンでe:HEVのRSが加わり、エンジン車でもハイブリッド車でもRSが選べるようになった。
e:HEV版RSの大きなトピックは、プレリュードで好評を得たホンダS+シフトが採用されたこと。乗用車全体だと約6割、シビックに限ると約7割をハイブリッド車が占めるようになった現状を受けて、電動モデルでもスポーティーなドライビングが楽しめるとアピールすることが、ホンダS+シフトを搭載するシビックe:HEV RSの役割だという。
ヘッドランプを囲むリングやバンパー下部のガーニッシュが黒くなり、専用の18インチホイールもマットブラックにペイントされるなど、標準仕様よりも精悍(せいかん)で引き締まった印象を与えるシビックe:HEV RSに乗り込む。アルファベットの「D」を左に90度回転させた形状、つまりボトムがフラットなステアリングホイールはプレリュードと同じアイテムだ。シートやドアの内張りに施された赤いステッチもヤル気にさせてくれる。
シフトセレクターの下にホンダS+シフトのスイッチがシルバーに輝いているのを確認して、試乗をスタートする。...