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アイデアマンなのに「全く問題解決できない人」に共通する“ざんねんな特徴”


「構想力・イノベーション講座」(運営Aoba-BBT)の人気講師で、シンガポールを拠点に活躍する戦略コンサルタント坂田幸樹氏の最新刊『戦略のデザイン ゼロから「勝ち筋」を導き出す10の問い』(ダイヤモンド社)は、新規事業の立案や自社の課題解決に役立つ戦略の立て方をわかりやすく解説する入門書。企業とユーザーが共同で価値を生み出していく「場づくり」が重視される現在、どうすれば価値ある戦略をつくることができるのか? 本連載では、同書の内容をベースに坂田氏の書き下ろしの記事をお届けする。

なぜ、アイデアは豊富なのに問題が解決されないのか

昨年は大阪・関西万博が開催され、多くの来場者でにぎわいました。

未来をテーマにした展示や構想に触れ、「ワクワクした」「発想が刺激された」という声も多く聞かれます。

こうした未来構想は今回が初めてではありませんでした。1970年の大阪万博でも「空中・海底の未来都市」や「食事の完全自動化」など、当時としては非常に先進的なアイデアが数多く展示されていました。

しかし、それから半世紀以上が経った現在、それらの構想の多くは、いまだ完全な形では実現していません。

未来を構想することは重要です。ただし、「描くこと」と「実現すること」の間には大きな隔たりがあります。アイデアが豊富であることと、問題を解決できることは別の話です。

アイデアが多いのに、なぜ何も解決しないのか

職場にも、次々と新しいアイデアを出す人がいるかもしれません。それにもかかわらず、実際の問題は一向に解決されない。会議はアイデアであふれているのに、現場は何も変わっていない。

そんな状況に心当たりはないでしょうか?

このタイプの人に共通しているのは、「実現できるかどうか」を考える前に、次のアイデアへ移ってしまうことです。

構想は語られる。未来像も描かれる。

しかし、「では、どこから手を付けるのか」「いまの制約条件で何ができるのか」という問いが置き去りにされてしまいます。

構想と実行のあいだにある、大きな断絶

問題解決につながらないアイデアマンに共通しているのは、実現可能性をほとんど考えずに、遠くまで飛ぶアイデアを量産してしまうことです。

未来構想が実現しない理由は、アイデアが間違っていたからではありません。多くの場合、実現までの道筋が設計されていないのです。

・技術は足りているのか
・誰が担い、どの資源を使うのか
・いまの制度や環境で何が可能なのか

こうした問いに向き合わずに構想だけを膨らませても、問題解決にはつながりません。

結果として、アイデアは「面白い話」で終わり、現場には何も残らない。

これが、アイデアマンが問題解決できないまま終わってしまう典型的な構造です。

問題を解く人は、「実現できる一歩」を選んでいる

一方で、問題解決につなげられる人は、実現可能性が見込める一歩を出発点として構想しています。

実現できる範囲で動き、結果を見て次を考える。こうした小さな試行の積み重ねが、実際の問題解決につながっていきます。

壮大な構想よりも、まずは一段低い現実的な一手を打てるかどうかが、アイデアを「成果」に変えられるかどうかの分かれ目です。

未来を描くことと、問題を解決することは両立できます。

そのためにも、いきなり理想の完成形を目指すのではなく、実現可能性が見込めるものから実行し、そこから学びを積み重ねるようにしましょう。

問題解決とは、ひらめきの競争ではありません。実現可能性を見極め、順番に積み上げていくプロセスです。

問うべきは「もっと面白いアイデアはないか」ではなく、「この中で、いま実行できる一手はどれか」です。

その問いに向き合えるかどうかが、問題解決できる人と、そうでない人を分けています。

『戦略のデザイン』では、構想と実行を切り離さず、実現可能性が見込めるものから着手する重要性を整理しています。

提供元:ダイヤモンド・オンライン

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