ワイルド・バット・マイルド
ボルボの電気自動車「EX30」のラインナップにSUV風味あふれるデザインと4WDを採用した「クロスカントリー」が登場。従来型よりも20mm引き上げられた最低地上高と専用サスペンション、前後にモーターを積む4WDが織りなす走りの印象を報告する。
人気のクロスカントリーがBEVで登場
ボルボのステーションワゴンをベースに、最低地上高を上げ、SUVっぽいデザインに仕上げたのがクロスカントリーだ。最初のクロスカントリーは1998年に登場した「V70 XC」で、その後、「V60」や「V90」、さらには「V40」にも設定され、日本でも根強い人気を誇ってきた。
そのクロスカントリーのニューカマーとして2025年8月に発売されたのが、BEVの「EX30クロスカントリー」である。いまやボルボのエントリーモデルとしての役割を担うEX30に、伝統と人気のクロスカントリーを組み合わせたいという気持ちはよくわかる。でも、これまではすべてステーションワゴン(またはハッチバック)をベースとしていたのに対し、SUVスタイルが特徴のEX30をさらにSUVらしく演出してしまったというのがなんともユニークである。
まあそれはともかく、ボルボ・カー・ジャパンではこのEX30クロスカントリーの発売と同時に、EX30のラインナップを一気に拡大している。
これまでは、いわゆる三元系リチウムイオンバッテリーとシングルモーターを搭載する「EX30ウルトラ シングルモーター エクステンデッドレンジ」だけだったのが、装備を見直すことで価格を抑えた「EX30プラス シングルモーター エクステンデッドレンジ」や、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用するエントリーモデルの「EX30プラス シングルモーター」、前後2基のモーターで4WDを実現する「EX30ウルトラ ツインモーター パフォーマンス」、そして、今回試乗する「EX30クロスカントリー ウルトラ ツインモーター パフォーマンス」の4グレードが加わったのである。...