機は熟した
「BMW 3シリーズ」のMパフォーマンスモデル「M340i xDrive」の小規模改良型が日本に上陸。改良内容自体は本当に小さいのだが、よ〜く目を凝らして資料を読み込むと、実は重大な仕様変更が施されている。その内容は試乗インプレッションの最後に。
M340iは夢の架け橋である
BMWのファンはすでにお気づきかもしれない。いま最も注目すべきはM340i xDriveであることを! それはなぜかと尋ねたら(ベンベン)、答えを書いてしまうと最後まで読んでもらえないのでもったいぶることにして、まずは極東のガラパゴスに残る、この名品をあらためてご紹介しよう。
M340iは「M」の文字をいただく3シリーズの最高峰であると同時に、その最高峰の上にさんぜんと輝き奉る「M3」と、フツウの3シリーズとをつなぐ夢の架け橋である。M3セダンの日本仕様は「コンペティションM xDrive」のみで、2992cc直6 DOHCツインターボのS58B30Aユニットは最高出力530PS/6250rpm、最大トルク650N・m/2750-5730rpmという圧倒的なパフォーマンスを誇る。車両本体価格は1453万円と高価ではあるけれど、「ポルシェ911カレラ」の1694万円よりはグッとお求めやすい。
本題のM340iは同じ2992cc直6でも、エンジンの型式はB58B30Aとなり、Sの文字がつく真正Mモデル用とはチューンのレベルが異なる。分かりやすいのはターボチャージャーの数で、S58がツインなのに対して、B58はシングルにとどめられている。とはいえB58だって387PS/5800rpmの最高出力と500N・m/1800-5000rpmもの最大トルクを発生するのだからして、スポーツセダンとして第一級であることに疑いはない。価格は、2024年10月末に一部改良を受けて、948万円。ステキなグリーンのスペシャルカラーをまとった試乗車は、ボディー色に合わせて内装の一部にステキなウッドのパネルがオプション装着されている。英国紳士仕立て、といえるかもしれない。...