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日産ウインター試乗会【試乗記】


技術の積み上げ

北海道の雪上&氷上で最新の日産車をまとめてドライブ。「ノート」「セレナ」「エクストレイル」「GT-R」などの試乗を通じて、機械式と電動式4WDのちがい、さらには「e-POWER」の4WDと「e-4ORCE」のちがい等を明らかにする。

世界でも屈指の4WDメーカー

日産では、メディア向けの氷上/雪上試乗会を開催するのが毎冬の恒例となっている。2023-2024シーズンは会場となっていた長野県・女神湖のコンディション不良が理由でプログラムが大幅変更。われらがwebCGは取材を遠慮させていただいた。

なにか問題や不都合があれば即座に“カイゼン”を加えて、絶えることなく正常進化してきたのが、日本のクルマ産業の強みである。その心意気は氷上/雪上試乗会でも変わらず(?)、今冬は会場を北海道・苫小牧に変更。おかげで、こうして雪上試乗と弁天沼での氷上試乗の模様をお送りできることになった。

さて、日本で4WDに強いイメージをもつ自動車メーカーといえば、スバルや三菱を思い浮かべるカーマニアが多いだろう。ともにラリーで(さらに、三菱はラリーレイドでも)大活躍した歴史があり、両社の製品の大半はそのノウハウを生かした4WD車である。

しかし、個人的には日産もこれら2社に負けず劣らず、4WDでは一目置くべきメーカーだと思っている。手がけたパイオニア的4WD技術の多さ……という意味では、じつは日産は世界でも屈指の存在なのである。

そのなかでも代表格は、1989年発売の「スカイラインGT-R」に初搭載された「アテーサE-TS」だろう。アテーサE-TSは後輪駆動のFRレイアウトをベースに、電子制御油圧多板クラッチを介して、前輪にも適時トルク配分する機構である。基本原理は1984年の「ポルシェ959」に似るが、完全後輪駆動の0:100からフルロックの50:50まで自在にトルク配分することと、その駆動配分制御に前後回転差だけでなく横Gセンサーも活用したのが新しかった。そんなアテーサE-TSは、現在にまで続く後輪駆動ベースのスポーツ4WDの元祖ともいっていい存在だ。...

提供元:webCG

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