デキはよくても悩ましい
「スバル・インプレッサ」が生まれ変わった。どちらかといえば地味な見た目は従来どおり(?)だが、シャシーを鍛え直すなどした中身は立派なフルモデルチェンジだ。中間グレード「ST-G」の4WDモデルの仕上がりをリポートする。
セダンが消えた
セダンとハッチバックの間にクロスオーバーが割り込んだことで、ここ何代かのインプレッサシリーズの車名を巡るあれこれはちょっとややこしいことになっていた。前型ではクロスオーバーは「XV」として独立扱い、セダンは「G4」を、ハッチバックは「スポーツ」を名乗っていたが、多くの人には「はぁそうですか……」的な話だったのではないだろうか。
新しいGU世代では、まずクロスオーバーモデルのXVを米国と同じ「クロストレック」に改名。そしてセダンのG4をディスコンとすることで、従来はスポーツを名乗っていたハッチバックがすっきりとインプレッサを名乗るようになった。国内でスバルのセダンが欲しいというのなら「WRX S4」を選ぶことになるが、車格も価格帯も大きく異なるため、他銘柄へ流出する恐れもある。さりとて、同級の選択肢といえば「カローラ」か「マツダ3」くらいしかないのが実情だ。日米の市況をみるに、セダンはいよいよ存続の是非が問われる事態となっている。とあらば、G4の終売も致し方なしということなのだろう。
インプレッサのパワートレインは2リッターに一本化され、素のガソリンエンジンと「e-BOXER」と称されるマイルドハイブリッドの2バリエーションが用意される。グレードは3本立てで、ベースに位置づけられる「ST」はガソリンを、「ST-G」と「ST-H」はマイルドハイブリッドを搭載。すべてのグレードでFFと四駆の選択が可能というあたりがなんともスバルらしい。...