思わず旅に出たくなる
仕事に、レジャーにと活躍する「ホンダ・スーパーカブ110」がマイナーチェンジ。新エンジンとキャストホイールでモダンなマシンに生まれ変わった。安全性と環境性能を高めた改良モデルに試乗し、スーパーカブならではの魅力をあらためて実感した。
次の時代も走り続けるために
世の中がなかなか落ち着かない今日このごろ、ゆっくり旅でもしたいと思っている方、けっこういるんじゃないでしょうか。「でも、こんなにガソリンが高くっちゃあ……」
そこでニッポンの至宝たるスーパーカブですよ! 今回お借りしたのは、新しいロングストローク型エンジンを搭載したホンダ・スーパーカブ110。お値段30万2500円。
気になる燃費は、67.9km/リッター(WMTCモード値)。新旧カブオーナーの人なら、「まぁ、そんなもんでしょう」と驚かないかもしれないが、普段四輪に乗っているドライバーからしたら冗談のような数値。カブ110のタンク容量は4.1リッターだから、1回給油すれば278kmほど走れる計算になる。机上では、東京から新潟まで行けちゃいますよ! 全行程、下道になりますが。
2022年4月14日に発売された新しいスーパーカブ110は、新しい排ガス規制(平成32年/令和2年)をパスした単気筒エンジンを採用。ボア×ストロークは従来の50×55.6mmから47×63.1mmと、さらにストロークが伸ばされた。8PS/7500rpmの最高出力は変わらないが、最大トルクは0.3N・m太い8.8N・m/5500rpmを発生する。
言うまでもないが、組み合わされるトランスミッションは、自動遠心クラッチを使ったセミオートマチックというべき4段ギア。ギアを変える際に、シューズの甲を痛めることなく、かかとでも操作できるシーソー式のシフトペダルを持つ。通常のマニュアルバイクとは逆で、前に踏むとシフトアップ。停車時には「4→N(→1)」とギアを変えられるロータリー式なので、街なかを行く日常使いでは(ほぼ)一方向の操作だけでこと足りる。ギアが入ったまま停車しても、自動遠心クラッチが働くのでエンストはしない。クラッチ操作が不要なので、スーパーカブ系のモデルにはオートマ免許(AT限定小型二輪免許)でも乗れます。念のため。...