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トヨタ・アクアG(FF/CVT)【試乗記】


大物はあわてない

トヨタのハイブリッド専用車「アクア」が2代目に進化。2013年から2015年にかけて登録車の年間販売台数1位に輝いたビッグネームはどう生まれ変わり、そして現在のライバル車とはどんな力関係にあるのだろうか。270kmあまりを走行した燃費データも紹介する。

売れ行きはいまひとつ?

正式発売から3カ月あまりが経過した新型アクアだが、新型車発売1カ月くらいで見られがちな「受注好調」的な報道発表は、今回のアクアについてはなされなかった。それもあって、ネット上では「新型アクアは受注低調か!?」といった趣旨の記事もちらほら見られる。で、新型アクアの実際の登録台数は8月が9442台、9月が1万1137台で、発売直後から月販目標(9800台)に近い数字というのは少ない気もする。ただ、現在は自動車の生産そのものが緊急事態なので、登録台数がそのまま人気のバロメーターとはなりにくい。

というわけで、トヨタ公式ウェブサイトに公表されているモデルごとの「工場出荷時期目処のご案内」によると、アクアは注文から3カ月程度(2021年10月15日時点)とされている。ただし、「ヤリス」は同じ10月15日時点で4カ月程度、「ヤリス クロス」はさらに4カ月以上と、新型のアクアより納車待ちは長い。これらを見るかぎり、新型アクアは少なくとも“バカ売れ”というほどではなさそうだ。

新型アクアは内装の質感や静粛性、乗り心地、後席やトランクのせまさ、そして人によっては拒否反応が出そうなアクの強いスタイリング……といったヤリスの物足りない部分をことごとくカバーした商品だ。で、価格もヤリスと同等。「日産ノート」や「ホンダ・フィット」などの他社競合車と比較しても、客観的な商品力で負けているところはほとんどないと思われる。

そこにトヨタの販売力が加わるのだから、デザインや乗り味といった主観的な要素をひとまず横に置けば、新型アクアが売れない理屈はない。なのに、実際には発売直後から納車待ちがヤリス系より短いとは、業界スズメには想定外の事態なのである。だからこそ「思ったより売れていない!?」といった記事がちらほら出てくるわけだ。...

提供元:webCG

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