• ORICON MUSIC
  • ドラマ&映画
  • アニメ&ゲーム
  • eltha(エルザ)
  • ホーム
  • おでかけ
  • 伊豆・修善寺温泉「柳生の庄」日本建築の美を後世に伝える温泉宿!

伊豆・修善寺温泉「柳生の庄」日本建築の美を後世に伝える温泉宿!

伊豆、修善寺温泉の「柳生の庄」は温泉情緒が漂う修善寺にある温泉宿です。修善寺温泉街の1番奥に位置し、静かな竹林に囲まれた一角にあり、四季折々の景色を客室から楽しめる数寄屋造りの温泉旅館です。15部屋あり、それらは全て違う造り。部屋からの景色も全て違うこの旅館、訪れてみませんか?

修善寺の美しい竹林の中にある極上温泉旅館

写真:二松 康紀

「柳生の庄」は伊豆箱根鉄道の修善寺駅から車で約10分、三島駅から車で約40分の位置にあります。修善寺温泉は歴史が古く、807年に弘法大師がこの地を訪れた際に独鈷杵で川中を打って霊泉を湧出させたと言われ、伊豆最古の温泉とも言われています。
その修善寺に構える「柳生の庄」、歴史はまだ浅いのですが、もともとは東京芝白金に開業した料亭「柳生」が始まりで、京懐石を礎にした料理を食すことができる温泉旅館となりました。
客室は数寄屋造りを基本に、15部屋全て造りが違い、四季折々の景色を客室から眺めることができる趣のある旅館。日本建築の美を後世に伝えようとする女将の心意気が随所に窺え、日本全国の中でも1度は行っておきたい温泉宿です。

写真:二松 康紀

「柳生の庄」に到着するとまず目に入るのが緑の木と竹林。少し奥に行くと玄関がありますが、そこから日本の美の鑑賞が始まります。まずは玄関の生け花を鑑賞。こちらは季節の花をみて楽しんでもらいたいということで生けられている、池坊の先生の作品です。

写真:二松 康紀

玄関を上がると、正面には季節毎の飾りがあり、訪れるゲストを楽しませてくれます。奥に進むと日本画家「堀文子」氏の絵画、その大きさと優美さに圧倒されながら、進むとようやくその奥がロビーと客室棟になります。
向かって右手がロビー、左手が客室棟で、照明を落としたロビーはゆったりした空間。こちらでチェックインの手続きを行います。

客室は数寄屋造り。和の美の極地を堪能!

写真:二松 康紀

ここで紹介するのは「月影」という客室。露天風呂のある客室で、広縁には庭が一望できるチェアがあり、大きな床の間に黒色の和の座卓。もともとは茶室だった数寄屋、無駄なものをそぎ落とし、そこに美しさを見いだすその建築様式は、自然を感じられる間取りが特長的。

写真:二松 康紀

こちらは縁側。それぞれの客室から眺められる庭は竹林、小川に池。この水は旅館の敷地から出るこの地の水を利用したもの。毎年庭の手入れや植樹をして、ようやくこの景色ができているのがポイント。来年また今年とは違った景色が見られるのは、リピート時の楽しみになりそう。

写真:二松 康紀

各部屋に必ず置いてあるのがこの文机。ここには手紙を書くための文具一式と旅館にちなんだ書籍などが置いてあり、昔の和家具の役割を果たしています。
そもそも和室は1日を同じ場所で過ごせるようにした部屋。食事の時は座卓、書き物や書物を読むときは文机、そして夜就寝時には座卓を横に置いて、スペースができたところに布団を敷いて過ごす。この1日を和室の旅館で過ごし、究極の日本美を感じるのはこの「柳生の庄」ならではの演出!

桜と紅葉の季節は特にオススメ!

写真:二松 康紀

客室「一樹」は、桜と紅葉の季節には、早くから予約で埋まってしまうほどの人気!この客室は2階にあり、庭の垂れ桜が、ちょうど客室の窓から目の前に覆い被さるようにみえます。
ここからの桜はここでしか見られない光景。客室「一樹」1番の特等席である次の間で、夜桜を鑑賞しながらの夕食ももちろん可能。春の桜を満喫できます。

写真:二松 康紀

客室「遊漁亭」は1階の他の客室よりも一段上にある場所。「柳生の庄」を流れる小川はここから出て庭に注がれます。小川の起点からの眺めはまるで森の中にいるようで、とても落ち着きます。文机で読書したり、お茶を飲んだり、ゆっくりとした時間を客室で味わいたいですね。

写真:二松 康紀

「遊漁亭」のお風呂は半露天風呂。円形のお風呂は左官、掻き落し仕上げ。この仕上げの歴史は古く、厚く塗るために塗りつけるのが難しく、幾分乾燥したところで道具で掻き落とす手法。職人の技でさまざまなデザインとなるところが魅力です。
湯船は3人くらいは入れるほどの大きさ。湯船の中からお湯が湧き出るのでとても静かです。半露天なので冬でも外の寒さはほとんどなく、気温差を気にせず、安心して入れるのがポイントです。

露天風呂は職人の手作り

写真:二松 康紀

「夕月の間」の露天風呂は、小舟に見立てた造り。左官の仕事が特に光る湯船。まずは木で風呂の枠を作り、そこに壁を塗るように左官の仕上げが入り、露天風呂が出来上がります。お湯が入っていてもその美しさがわかる見事な出来映えは、職人の心意気が伝わります。良い塩梅の深さで体を温めることができますよ。

写真:二松 康紀

「柳生の庄」のパブリックの露天風呂は2カ所。両方庭木に特長がありますが「武蔵野の湯」は特に紅葉の頃、湯面までせまった紅葉が赤くなると、見事な景色を温泉に入りながら見ることができます。また新緑の時期は若葉が水面に映り、すがすがしい気分でお湯に浸ることができます。
「つうの湯」は霧島つつじが満開となる初夏がおすすめ。客室の眺めは個々で異なりますが、温泉は共有の景色、自分の好きな季節を選んで客室を選び、パブリックの温泉に入る。四季の景色を満喫できる「柳生の庄」、「新緑、桜、つつじ、紅葉、冬枯れ」が選択のポイントですよ。
「武蔵野の湯」と「つうの湯」、毎日、男性と女性の湯船が入れ替わるので、必ず2つの景色を楽しめます。
「柳生の庄」の源泉はアルカリ性単純泉(弱アルカリ性PH8.3、メタケイ酸65mg/kg)でお湯は柔らかく誰でも肌の触りが良いのが特長。男女問わず肌はすべすべになりますよ。

写真:二松 康紀

「柳生の庄」の中を歩くと、色々な場所に大きな石があるのに気付きます。これらの石、実はこの地域にもともとあったものでは無く、麹町に住んでいた滝廉太郎の生家にあった石を縁あって、料亭「柳生」が譲り受けたもの。これらを運び庭石として使っています。
こうした歴史があるのも「柳生の庄」ならでは!

「柳生の庄」の懐石は至福の時間!

写真:二松 康紀

前身は料亭だった「柳生の庄」、懐石の夕食は格別です。千利休の茶の湯において、お茶を飲むための料理が懐石です。本来、京懐石は京都の食材を使い、京都の土地で食すものを指しますが、その京懐石の精神を受け継ぐ夕食は、「夏は涼、冬は暖」という季節感を大切にする料理。冷たいものは冷たく、温かいものは温かく出されます。もちろん和の旅館の基本、夕食と朝食は部屋食です。
秋の季節は食事も華やか、秋の土瓶蒸しは最高の逸品!京都では夏から秋にかけて鱧と松茸を使います。こんなに美味しいものが和食にあって良かった、と思わせてくれるくらい美味しいですよ。メニューは毎月変わります。四季の旬を最大限に生かした懐石はどの時期に行っても楽しみな献立ですよ。

写真:二松 康紀

朝食は野菜、根菜が中心。起きたばかりの体を優しく包む食事が揃います。写真のにゅうめんは出汁が優しく、体に染みいる味。徐々に体に活力が回るのを感じられる料理です。

写真:二松 康紀

最後に、宿泊したら是非立ち寄って欲しいのが、サロン・ド「柳生」。日本旅館とは思えないくらいお酒の品揃えが多く、オーナーのこだわりを感じます。スコッチやジャパニーズウイスキー、カクテルもオーダーできますよ。洒落た木のカウンターに浴衣姿で座ってのんびり飲むお酒は最高です。至福の時間を過ごしてくださいね!

日本の美を感じられる高級温泉旅館を体験しよう!

日本建築の美とともに、和食の原点でもある季節感のある懐石料理。そして、日本文化の1つ、温泉。そしてなにより、女将長谷川さんをはじめ、スタッフのおもてなしの心意気!
これらが融合して初めて、和を心から感じることができます。「柳生の庄」に宿泊する機会があったら、是非、旅館の隅々まで観察して欲しいものです。
元号が令和になっても「和の美」の変わらぬ美しさを維持する温泉旅館、なかなか無いですよ。是非若い世代にも訪れて欲しい旅館です。
2020年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

■関連MEMO
柳生の庄(外部リンク)
https://www.yagyu-no-sho.com/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
二松 康紀

提供元:LINEトラベルjp 旅行ガイド

オリコントピックス