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料理で妄想イタリア旅!おうちで食べて美味しく臨場感


歴史深く、海も山も美しいイタリア。バカンスで巡りたい!とは言え、なかなかすぐには行けない時期に、せめてココロだけでも羽ばたきたい!現地で食べているかのようなおうちイタリアンで、旅気分を味わせんか?自宅で再現しやすい3品ご紹介いたします。
安心して渡伊できるようになったら、待ちに待った現地レストランでじっくり堪能してくださいね。

エキゾチックなシチリア「パスタ・アッラ・ノルマ」

写真:Etsuko Ciao

シンプルながらも美味しいシチリアの代表的なパスタ「パスタ・アッラ・ノルマ(Pasta alla Norma)」。シチリアのカターニャ発祥で、カターニャはオペラ「ノルマ」の作者ヴィンチェンツォ・ベッリーニ(Vincenzo Bellini)の生まれ故郷。
このパスタを作ると、シチリアのイタリア人友達を思い出します。自分の町の料理を作っている!と嬉しくて、パスタ誕生秘話や名前の由来まで丁寧に教えてくれるのです。
逆を考えたら、外国人友達が和食を作ったら日本人として嬉しくて色々お伝えしちゃうかもしれませんよね!
そんなやり取りを料理を通じて友人と楽しんでいます。
オペラ「ノルマ」が作られた当時カターニャの人々は、このオペラに敬意を表して最高のものを「ノルマ!ノルマ!」と言っていました。そんな経緯から、ナス、トマト、リコッタサラータのシンプルな材料で美味しいこのパスタを「最高!」の意味で「ノルマ!」と言うようになったのでした。
料理の歴史的背景を知ってから食べると、町への親近感や旅する時の臨場感がぐっと実際に現地で食べた時の感激も高まります!

写真:Etsuko Ciao

材料も作り方も簡単なので、おうちでシチリアの味を味わってみて下さいね。
<材料2人分>
・ナス(大) 1本
・カットトマト缶 1/2缶
・にんにく 1片
・ショートパスタ 160g
・バジリコ
・オリーブオイル、塩少々
・リコッタサラータ(リコッタチーズの塩漬け)飾りつけ用
※日本では入手が難しいのでペコリーノチーズを代用
<作り方>
(1)ナスはさいの目に切り、水でアクを抜いて、素揚げにする
(2)フライパンにオリーブオイルをいれ、にんにくを香りが出るまで炒める
(3)(2)の中に、トマト、ナス、バジリコ、塩を入れて煮る
(4)(3)の中に、茹で上がったパスタを加えて馴染ませる
(5)飾りつけに、削ったリコッタ・サラータ(又はペコリーノ)をかけて、お好みでバジリコを飾って完成!

写真:Etsuko Ciao

こんなにシンプルな材料ですが、お味は本当に「ノルマ!ノルマ!」なのです!気分はすっかりシチリア・カターニャへ。
キリッと冷えたワインが美味しくて、ついつい進んでしまいます。イタリア産生ハム、サラミやチーズがあれば、よりイタリア度が高まります。ちなみに筆者はイタリアのハード系チーズ、パルミジャーノレッジャーノ、ペコリーノチーズを常備、おつまみにしたり、料理に使ったりパンにはさめて食べています。

緑・白・赤!イタリアントリコロールのカプレーゼ

写真:Etsuko Ciao

南イタリアを代表する料理の一つ「カプレーゼ」。材料は、わずかに3点!トマト、モッツアレラ、バジルの葉だけという究極のシンプル。食べ方も塩、胡椒、オリーブオイルをかけるのみ。
カプレーゼ(caprese)はイタリア語で「カプリ島の」という意味があり、カプリ島発祥の料理。
ですが、切って並べるだけとあなどるなかれなのです!
カプレーゼを作ると、南イタリアのカプリに住むイタリア人友達が反応するのです。
頼んではいないけれども、なぜか丁寧に料理チェックもしてくれるという郷土愛からでしょうか。
「もうちょっとバジルが多い方がいいんじゃない?」「もう少しトマトとモッツアレラを並べたら?」というコメントが入るので、少々緊張気味につくりつつも、とても楽しんでいます。
カットした材料を一列に並べることも多いですが、写真のように花をイメージして並べたり、トマト、モッツアレラ、バジルをひと固まりにして、交互に並べてみたり、飾りつけもその時々に浮かんだイメージで並べています。
カプレーゼは緑・白・赤、まさにイタリアの国旗を表すイタリアントリコロール。この3色をみると旅気分、急上昇です!

写真:Etsuko Ciao

ちなみに使用しているバジルは、愛情たっぷりにベランダで育てているものです。採ってその場で食べるバジルはフレッシュそのもの!香りも豊かです。
他に、ローズマリーやタイム等、ハーブを育てているとイタリア料理では食材として登場するので、育てる楽しみと食べる楽しみの両方が一度にもたらされて幸せ度が増しますよ。

写真:Etsuko Ciao

南イタリアでは、5月の気候の良い日にはビーチサンダルで波打ち際を歩くことも。おうちにいながら、海辺を思い浮かべるだけでもココロはウキウキ旅気分が高まります。

イタリア気分が増す「ナスのビネガー炒め」

写真:Etsuko Ciao

もう一品欲しいなぁという時に作っているのが、お肉や魚料理の付け合わせにぴったりなナスのビネガー炒め(Melansane soffritte con aceto)。
ナスとトマトの組み合わせはゴールデンコンビ!イタリアでとても多く食べられています。ビネガー炒めは、冷やすとより美味しいので、多めに作って冷蔵庫に入れておくといいですよ!
先程のカプレーゼと一緒に作って食べてみて下さいね。
<材料2人分>
・ナス 大2本
・トマト 大1/2個(又はプチトマト)
・にんにく
・オリーブオイル
・ビネガー 大さじ2
・食パン1枚(又はパン粉で代用)
・塩少々

写真:Etsuko Ciao

<作り方>
(1)ナスは小さめの乱切りにして水につけてアクをとる。その後、水気を取ってお
(2)トマトは小さめにカット。プチトマトの場合は1/4にカットする
(3)フライパンにオリーブオイルを入れ、にんにくを炒めて香りを出す
(4)フライパンにナスを加えて、オリーブオイルが回ったらトマトを加えて炒める
(5)ナスとトマトがクタクタによく炒められたところで、パンをちぎって加えてよく混ぜる(又はパン粉)
(6)ビネガーふりかけ、よく馴染んだら塩で味をととのえて完成
サラダのように食べてもいいですし、肉料理、魚料理の付け合わせに盛り付けて召し上がってくださいね。
筆者はビネガー炒めをルッコラやチーズと一緒にパンにはさめて、サンドイッチにして朝食で食べたりしています。ビネガーの酸味があって食が進みますよ。

写真:Etsuko Ciao

気候の良い時期のイタリアは、お店の外のテラス席での食事が昼、夜ともに賑わっています。よく食べ、よく笑い、語らいが大好きな彼ら、人との繋がりはとても大切。
すぐには行けないけれども、日本にいながら自宅のベランダで食事をしたり、語ったり、いつもと違う日常を料理を通じて楽しみつつ頭の中は旅のイメージング。

おうちで手早くできて現地イタリアが楽しめる

シンプルながらも本場の味。イタリア家庭料理の良いところは自宅で再現しやすいこと。自宅で過ごす時間が多い時にぜひ作ってみてくださいね!
ネットで現地イタリアの料理番組や映画を見たり、名物パスタやサラダを食べて、ココロはいつも羽ばたいて!

■関連MEMO
南イタリアの絶景「ポリニャーノ・ア・マーレ」はバンディエラ・ブルーの美海岸
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【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
Etsuko Ciao

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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