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ポルシェ・マカン ターボ(4WD/7AT)【試乗記】


マナーがクルマをつくる

2018年10月にマイナーチェンジが実施された、ポルシェの人気車種「マカン」。数あるグレードのなかでも最高の動力性能を誇る「マカン ターボ」はどのようにリファインされたのか? 最新型の走りをリポートする。

注目すべきは“マナー”

ポルシェ・マカン ターボに乗って感銘を受けるのは、よく練られたスポーツモードである。複数の走行モードを備えたクルマは別に珍しくないけれど、ていねいにチューンされたノーマルモードと比較すると、スポーツモードは「動力系その他をわかりやすく過激にしました!」というレベルにとどまっている例が少なくない。クルマの購入当初は物珍しくて何度か試してみるが、多くの場合、日常に埋もれて忘れられてしまう。なにかというと峠や山道にステアリングを向けてしまう“走り好き”のオーナー以外は、「前回、走行モードを変えたのはいつだったかなァ」という人も多いのでは。

ところがマカン ターボのそれは、むしろ常用にしたい自然な高性能と使いやすいマナーが印象的。デフォルトのノーマルモードに不満があるわけではないし、そのままでも十二分に速いけれど、でも、そこは“ポルシェ”と“ターボ”の組み合わせである。マカン ターボをハイパフォーマンスSUVと捉えると、つい迫力ある21インチホイール(オプション)に見合った、“スポーツ”を前面に押し出した走りを期待してしまうのだ。ポルシェの開発陣はそんなドライバーの心理を十分にくみ取って、「最上級マカン」と「最速マカン」を見事に両立させている。

すっかり高級SUVメーカーとなったポルシェ……というフレーズを聞いて「カチン!」とくるか、「何をいまさら!?」とけげんに思うかでクルマ好きの世代が分かれるかもしれない。ポルシェファンのジェネレーションギャップはともかく、いまや全世界で販売されるポルシェ車の3分の2強はSUV、つまり「カイエン」とマカンである。前者は2017年にフルモデルチェンジ、後者は昨2018年にマイナーチェンジを受け、新型コロナウイルスがまん延する前の世界で順調に売り上げを伸ばしていた。...

提供元:webCG

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