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トヨタ・グランエースG(FR/6AT)【試乗記】


胸がざわつく

トヨタの大型ミニバン「グランエース」に試乗。年間販売目標600台という数字が示す通り、その実態はプロユースの送迎用車両だ。果たしてそんなクルマに、目の肥えすぎた(?)自動車マニアが飛びついて持て余すことはないのだろうか。にわかオーナー体験の様子をリポートする。

実態は新型ハイエース

グランエースは「アルファード/ヴェルファイア(アルヴェル)」がひとり勝ち状態の国内大型ミニバン市場に、まさかの同じトヨタから送りこまれた刺客……などと、(私を含む)メディアはあおりたくなる存在である。しかし、実態はちょっと異なるようだ。

なにより、グランエース本来の姿は、海外市場の多くで「ハイエース」として売られるクルマということを忘れてはならない。ハイエースは日本では“貨物や仕事道具を運ぶ商用バン”というイメージが強い。もちろん、地域や業界ごとに多様な顔をもつのがハイエースの特徴だが、グランエース(を含む国内外のハイエース全車)のチーフエンジニアをつとめる石川拓生氏によると、そうした日本でのハイエースの使われ方は、世界的には少数派らしい。それよりは車内に3列〜5列、場合によっては独自改造でそれ以上のシートをならべた、いわばバス的なニーズが世界的には最大なのだという。

すでにご承知の向きも多いように、日本でグランエースと呼ばれるクルマは、12年ぶりのフルモデルチェンジとなった海外向けの新型ハイエースでもある。全長5265〜5915mm、全幅1950mmという新しい海外向けハイエースの車体サイズは、4ナンバーのハイエースに慣れ親しんでいる日本人には、とんでもなく巨大化したように思えるかもしれない。

だが、国際的にハイエースと競合するのが「メルセデス・ベンツVクラス」や「ヒュンダイH-1/スタレックス」だと考えると、新型ハイエースは大きすぎるわけではない。従来のキャブオーバータイプ(型式でいうと200系)も日本(とアフリカ、フィリピンなど)向けに継続生産する“二刀流”戦略とすることで、競合車に負けないサイズに一気に脱皮させたのが、今回の海外向け新型ハイエース(型式は300系)の大きな特徴なのだそうだ。...

提供元:webCG

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