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SixTONES新曲「バリア」は究極のアイドルソング? 「誰ひとり触れさせやしない」歌詞とメロディから伝わる”6人らしさ”
≫SixTONES「バリア」ほか、CW曲を試聴する(外部サイト)
「バリア」が「究極にSixTONESにあったアイドルソング」である理由
とはいえ、王道のキラキラアイドルソングをSixTONESに歌ってほしいわけではない。だが、まっすぐに“愛”を歌う彼らを見てみたい…そんな思いを抱えていた人も多かったのではないだろうか。結論からいえば、その2つは完全にクリアされている。クリアした上で、さらに予想の異次元的な上空を滑空してくるのだから、SixTONESウォッチはやめられない。
──強い。とにかく強い。一瞬で良曲とわかるノリ、そして6人それぞれの個性あふれる声。やんちゃにはみ出しそうでまとまっている。バンドサウンドなのにしっかりとアイドルソング。それが「バリア」を聴いた率直な感想だ。歌詞の愛はスーパーヘビー級。だがそれすらも、ナナナナとコントロールしてしまうのがSixTONESなのであり、SixTONESでしかできないことだったろう。
キラキラのアイドルソングでも、しんみりした壮大ストリングスのバラードでも良かったはずだが、まさかこのパターンは予想していなかった。いや期待はしていた。これまでいくつもの枠を超えてきた彼らだが、今回、この「バリア」でラブソングの枠を超えてしまったのではないだろうか。そして超えてもなお、説得力を与えられるのが彼らの独特の6つの声とパフォーマンスであり、他グループでは起こり得ないだろう現象を今回、目の当たりにした。
「誰ひとり触れさせやしない」…SixTONESだから伝えられる”愛のかたち”
まず田中樹だ。冒頭の「nanana~na~」パートだが、ここで彼の持っている声がそのユニゾンにスパイスを与えている。この時点で、この曲が単なる「甘口」ではないことが分かる。そのスパイスの乱暴なまでのクセのある声色が、すぐに我々の耳を甘くしびれさせてくれる。
そのスパイスによく合うのが森本慎太郎のキャラメルボイスだ。「誰ひとり触れさせやしない その指も頬も髪もすべて」…激重であり、めちゃくちゃ囲ってくる。しかしそう言い切られてしまうとこちらも身動きが取れなくなってしまう。それほど甘くやわらかく、どこか懐かしく温かみのある風味…。ここでも焦がし砂糖特有の香ばしさが、普通の砂糖の甘さを超えて襲ってくる。
そして低音ボイスといえば松村北斗。「今はただ側にいたい 寂しさを分け合えたら」…。SixTONESが憎いのはこういったツボを抑えているところである。アイドルであることからも逃げないし、アイドルソングの要素も怖がらずにド直球で入れてくる。甘く、切なく、その低音はまるで耳を濾過してくるようで、心の底まで雑味なしで気持ちが届いてくる。こちらの戸惑いも溶けてしまいそうだ。
京本大我のパート移動にも注目。ソロからユニゾン、さらにソロのこの流れは、京本の魅力をさらに引き立てている。5人を従えての京本の繊細さも交じるシャウトスタイルの声に、キャッチーなユニゾンが挟み込まれ、力強さだけではないSixTONESのある一面が浮き彫りになっている。このギャップは京本だからこそであったろうし、特にこの部分は京本が最適だったと感じる。
『MTV Unplugged: SixTONES』を完全パッケージ化、3形態で届けるSixTONESの多様な楽曲
【通常版】には、表題曲「バリア」に加え、CW曲として高音でのしっとりチューン「Snooze」、色気全開の失恋ソング「崩壊前夜」の2曲。さらに前作シングル「GONG」「ここに帰ってきて」のRemix企画も収録。また初回仕様としてスリーブケースと20Pフォトブックスが付随してある。
そしてもう1形態【MTV Unplugged盤】として、先日SixTONESが出演した伝統のアコースティックライブ番組『MTV Unplugged: SixTONES』を完全パッケージ化。DVDには、放送ではカットされた未公開曲やMCを含め、『MTV Unplugged: SixTONES』の全パフォーマンスを収録。また貴重なアコースティックライブを音でも楽しめるよう、披露した全楽曲をCDに収録されている。
進化…という言葉より、突然変異を繰り返しながら磨かれてきた6つのストーンたち。そのストーンたちの、枠におさまらないバラードを、その他多種多様な楽曲とともにぜひ、体感していただきたい。
文・衣輪晋一
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