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量産機を量産? 愛ある“ガンプラ陳列棚”に反響、目指すは“アクシズ・ショック”の再現「意志を持って闘う戦士全員がヒーロー」

『アクシズ・ショック』を作りたい、ここから“量産機”の量産がスタート

――量産機がたくさん飾られた“棚”がバズっていましたが、なぜこれは生まれたのですか?
赤い瞳のシャア・アズナブルそもそものきっかけは、「ガンプラで『アクシズ・ショック』を作れるのかな?」と思ったことでした。そこで、今までに作られた『アクシズ・ショック』を検索してみたんですが、いくつか出てきた該当する作品はどれも私の想像したものとは違うものでした。「ならば自分で作ってみよう」と、登場する量産機を作り始めて…という感じです。

――ご自身のイメージされた『アクシズ・ショック』はどのようなものだったのですか?
赤い瞳のシャア・アズナブル「燃え尽きながらも押し続けるモビルスーツとそのパイロットたちからあふれる光が、νガンダムを中心にアクシズを包み込む」というイメージです。検索し終えた時には、「もはや自分で作るしかない」と覚悟しました。

――ちなみに、同じ機体がこれだけ並ぶと壮観ですが、何体いるのですか?
赤い瞳のシャア・アズナブル『HGUCジェガン』×14、『HGUCジムIII』×6、『HGUCギラ・ドーガ』×5ですね。画像にはレズン機がありますが、制作する『アクシズ・ショック』には使用しません。これから『RGクリアνガンダム』と全機の塗装、アクシズの制作がありますから、まだまだかかりそうです(笑)。

――すでに25体!! これは大変ですね。
赤い瞳のシャア・アズナブル同じガンプラを作り続けたことは一番大変でした(笑)。ジムIII→ジェガン→ギラ・ドーガとローテーションで順に制作したのではなく、ギラ・ドーガ×6、ジムIII×6、ジェガン×14と連続して作っていたので本当にキツかったです(笑)。

――聞くだけでキツいですね(笑)。ちなみに『アクシズ・ショック』自体はどのようなイメージで制作される予定ですか?
赤い瞳のシャア・アズナブル爆発するジェガンや飛ばされていくギラ・ドーガ、νガンダムを中心に広がっていくサイコフレームの光を再現するつもりです。LEDを組み込んだり、塗装もするので良い作品になりそうなイメージです。

「1機のガンダムより、10機のジェガン」ガンダム1機で物語が作られるわけではない

――ところで、『アクシズ・ショック』というと、特にジェガンは、アクシズ落下阻止時をイメージしたカラーがガンプラになるほど、印象的な機体です。『アクシズ・ショック』のジェガンの壮絶なシーンについては、ご覧になったときはどのような感想をお持ちになりましたか?
赤い瞳のシャア・アズナブル劇中のラストシーン、地球の重力に引かれたアクシズはもはや誰にも止められません。ですがアクシズが落ちなくとも遅かれ早かれ、いずれ地球は住めない星になる運命でした。そして、シャアの絶望はそれでした。ですが、アムロとアクシズに駆けつけたパイロットたちだけは、最後まで地球を諦めなかったのです。絶望を跳ね除け、命を賭けて地球を守ろうとするジェガンやギラ・ドーガ、そのパイロットたちに私はいたく感動しました。

――地球を救ったのは、ガンダムだけではなかった。
赤い瞳のシャア・アズナブルガンダムシリーズの作品は大抵の場合『ガンダム』に乗る主人公の視点で語られます。ロボットアニメですから、それは当然。例えば『逆襲のシャア』ではアムロやシャア、ハサウェイがメインです。ですが、戦争はガンダム1機で勝てるわけではありません。量産機それぞれのパイロットにさまざまな背景があり、その人たちが戦うから戦争ができて世界観に深みが出るのです。

――SNSでご自身が「1機のガンダムより、10機のジェガン」という言葉をつぶやいていらっしゃいました。ご自身は、ガンダムの世界において、量産機がもっと活躍すべきだ思いますか? ご自身のヒーロー観も含めて、お聞かせいただければ。
赤い瞳のシャア・アズナブル先ほども話した通り、ガンダムはアニメですから、当然主人公を中心に話は進みます。ですが、ガンダム1機で物語が作られるわけではありません。敵でも味方でもそこにいる脇役である男たちの魂の輝きによって『ガンダム』という作品が出来上がるわけです。どの作品のラストシーンでも、それまでに死んでいった者たちの命が導いた結末だと捉えると、序盤の1機のMSが撃破されるシーンですら重みが感じられるわけです。平和を求めて戦い、命を落としていった者たちは、決して無駄死になどしていないのです。その彼らの戦いと死こそ敬愛すべきであり、私にとっては意志を持って闘う戦士全員がヒーローなわけです。故に私は『名無し』が乗っている量産機が大好きなのです。ちなみに量産機は活躍するシーンより撃破されるシーンの方が好きです(笑)。

――熱い“量産機愛”をありがとうございます。ちなみに、この「陳列棚」がバズったことはどのように思われました?
赤い瞳のシャア・アズナブル期待されているなと感じています。本当は、もっと小規模のちょっとした作品を作るつもりだったのですが、いつの間にかみんなを感動させる素晴らしい作品を作らなければならなくなっていて困惑してます(笑)。

――完成が待ち遠しいですね。それでは、最後に赤い瞳のシャア・アズナブルさんにとって「ガンプラ」とは?
赤い瞳のシャア・アズナブル趣味ですね。それ以上でもそれ以下でもありません。でも趣味に夢中になれるって大事なことだと私は思います。

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