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【『Japan’s Got Talent』特集(1)】スーザン・ボイルら輩出 ゆりやんレトリィバァ・Travis Japanも出演した過去シリーズを振り返る

 海外で人気の超大型オーディション番組『Got Talent(ゴットタレント)』の日本版『Japan’s Got Talent(ジャパンズゴットタレント)』が、2023年2月からABEMAにて放送を開始することが発表され、大きな話題となった。世界規模のスターを多数輩出してきた『Got Talent』は、ほかのオーディションと何が違うのか。ORICON NEWSではその魅力に迫りながら、スター誕生の瞬間を見守るべく、より番組が楽しめるような記事を特集でお送りしていく。

 第1回は、過去に放送された『Got Talent』シリーズについて。現在までに、世界72ヶ国で各国のオリジナル版が展開され、194か国で放送されている。日本人参加者に焦点を当て、シリーズを振り返る。

スーザン・ボイル&ポール・ポッツらスターを輩出 吉本興業が初めてフォーマット権を獲得

 同番組は、老若男女問わず、歌手、ダンサー、マジシャン、コメディアンなど、エンターテイメントにおけるさまざまなジャンルのパフォーマーが賞金100万ドルをかけてオーディションに挑む、アメリカンドリームを実現するスター発掘番組。見どころは、ありとあらゆる「才能」。毎回、歌やダンスの正統派から一発芸など度肝を抜く変り種パフォーマンスまで、自分の才能を信じて挑戦する者たちの“リアルな人間ドラマ”が楽しめる。

 英国の総合エンターテインメント企業のSyco Entertainmentと世界最大のテレビ制作会社のFremantleが共同所有するフォーマットで、2005年にイギリスにてパイロット版『Britain’s Got Talent』(※以下、『BGT』)が放送されると、その反響を受け06年よりアメリカにて『America’s Got Talent』(※以下、『AGT』)がスタート。辛口審査員としても知られるプロデューサーのサイモン・コーウェルほか、審査員たちによる歯に衣着せぬ発言や、オーディション参加者の想像を超えるパフォーマンスが会場や視聴者を大いに沸かせると、人気番組へと成長し、中国、フランス、インド、オーストラリアほか各国で続々と展開された。日本版『Got Talent』は、吉本興業が初めてフォーマット権を獲得した。

 17年の歴史の中で、多くのスターを輩出。『BGT』で09年に準優勝し、同年の『第60回NHK紅白歌合戦』にゲスト出演し、“奇跡の歌声”と称されたスーザン・ボイルや、『BGT』で07年に優勝し、世界的オペラ歌手に転身したポール・ポッツが有名である。

『Britain’s Got Talent』で2009年に準優勝したスーザン・ボイル(C)Japan’s Got Talent

『Britain’s Got Talent』で2009年に準優勝したスーザン・ボイル(C)Japan’s Got Talent

日本からはダンサー・蛯名健一が優勝 ゆりやんレトリィバァも出演で大歓声

 『Got Talent』シリーズには、日本からの挑戦者も登場している。お笑い芸人のゆりやんレトリィバァは、19年に『AGT』シーズン14に星条旗の水着で出演し、奇妙なダンスを披露。結果は不合格だったものの、会場を盛り上げ、審査員たちと流ちょうな英語でトークを繰り広げ、注目を集めた。

ゆりやんレトリィバァ(C)Japan's Got Talent

ゆりやんレトリィバァ(C)Japan's Got Talent

 ゆりやんは、『Japan’s Got Talent』の応援アンバサダーに就任。「アメリカにずっと行きたいと思っていたんですが、自分が何の行動も起こしてないって気が付いて、なんかやれることあるかなって思ったら、そういったらブーって鳴らされるのとかあるかもって。ちょうど応募期間だったんで、その場でエントリーしました。アメリカに行ったときに『America’s Got Talent』に出てたよねって、めっちゃ声をかけてもらったんですよ。街では普通の格好をしてたのにみんな気づいてくれて、すごい番組だったんだなって実感しました」と当時を振り返っている。

 また、日本から出演して優勝し、賞金100万ドルを獲得した出場者もいる。ダンサーの蛯名健一だ。13年の『AGT』シーズン8で映画『マトリックス』をモチーフにしたパフォーマンスを披露。頭が突如落下したかのように見える動作や、ロボットのような人間離れしたダンスで会場を大きく沸かせた。この様子は、番組公式YouTubeチャンネルで公開され、これまでに1億2600万回以上再生されている。

Travis Japanも出演 審査員から高評価&会場から喝さいで世界的評価獲得

 さらに、今年3月末より、アメリカ・ロサンゼルスへ留学中のジャニーズJr.の人気グループ・Travis Japanも7月13日(現地時間12日)、『AGT』シーズン17に出演した。同グループは、オリジナル曲「夢のHollywood」の英語詞バージョンを持ち前の一体感あるパフォーマンスとアカペラも交え、圧巻のパフォーマンスを披露。審査員から興奮の高評価コメントを得て、会場の観客からはスタンディングオベーションの喝さいを浴びた。
 続けて9月7日(現地時間6日)に行われた準決勝に登場し、惜しくも敗退。しかし、在日米国大使館の公式ツイッターが「Travis Japanの皆さん、AGTAuditionsで、全米にその才気溢れる姿を披露してくださり、ありがとうございます!今後の活躍を楽しみにしています!」と9日に投稿するなど、世界から称賛の声が集まった。
 そして、『Japan’s Got Talent』は9月9日から10月16日までオーディション参加者を募集。応募条件はなく、「Everyone is WELCOME」のスローガンのもと、老若男女問わず、個人でもグループでも応募できる。参加ジャンルも自由で、歌手、ダンサー、コメディアン、DJ、マジシャンなど「世の中に自身のポテンシャルをアピールしたい気持ち」が唯一の条件となっている。『Japan’s Got Talent』では、世界の舞台で活躍するスターが誕生するのか。

 第2回は、『Japan’s Got Talent』の魅力に迫る。

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