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「ガリガリの子猫」がふっくら幸せ甘えん坊に…過酷な環境から保護、“別猫”みたいなビフォーアフター
ヤギにエサを分けてもらう生活、ガリガリだった子猫“ヤギちゃん”
そんな“ヤギちゃん”だったが、保護されてキャットフードを与えられると、みるみるうちに元気になった。赤く変色していた背中も、栄養状態が良くなったことできれいな茶色に。ガリガリにやせ細っていた体もふっくらしてきて、よく食べ、よく遊ぶようになった。後ろ脚も治療により回復したヤギちゃんは、今では優しい家族に引き取られ、新たに“アルセ”と名付けられて猫らしく、幸せに暮らしている。
熱帯夜に路上に行き倒れていた子猫、飢えた記憶を幸せで塗り替える
『ねこけん』で保護されてからは安心して暮らせているはずなのに、タイガーはしばらく、飢えた記憶を引きずってしまっていた。ときには、他の猫が吐いたものまで食べるほど、その記憶は強烈だったようだ。だが、そんなタイガーにもだんだんと変化が現れ、ようやく落ち着くことができた。譲渡会で縁が繋がった今、悲しい記憶を楽しく温かい毎日で塗り替えている。
ガリガリで脚が壊死…、3本脚になってもキャットタワーに登れる
そんな子猫は、“3本の矢”の逸話で有名な戦国武将・毛利元就にちなみ、“元就”と名付けられた。当初こそシャーシャーと威嚇していた元就だったが、すぐに人懐っこい甘えん坊に変貌。3本の脚でもキャットタワーに登れるまで回復し、トライアル(仮譲渡)にも出発できた。普通の猫よりは1本少ないけれど、元就の3本脚は“3本の矢”のごとく、力強く駆け巡る。
多頭飼育崩壊から保護、猫砂食べていた子猫がふっくら回復
ところが実際は、子猫たちに餌をあげるとものすごい勢いで食べる。しかも、猫のうんちからは、紙の猫砂、人間の髪の毛、ビニールの破片などがでてきた。空腹のあまり、口に入るものは何でも食べてしまったのだろう。やはり、食事の量は足りていなかったのだ。
保護された猫たちは、その後お腹いっぱい美味しいごはんを食べ、ふっくらと可愛らしい姿に変貌した。すでに新たな家族ができたり、譲渡の募集ができるようになった猫もいる。すべての猫たちがひもじい思いをすることなく、幸せになってくれることを願う。
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