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日本人参加者大活躍で事務所決定、『LOUD』いよいよ最終決戦へ【Vol.3】

第4ラウンド:P NATIONラウンド(25人→22人)

JYPがタイトル曲として購入の意思を示す神曲誕生

25人が進出(ナム・ユンスンが本ラウンドから不参加)した第4ラウンドの舞台は、PSYが2019年に設立した芸能事務所P NATION。地上6階・地下1階建ての社屋にやってきた参加者たちを出迎えたPSYは、P NATIONは「PASSIONATE PLAYERS' PLAYGROUND(情熱的なプレイヤーの遊び場)」だと説明。全員にウェルカムキット(マスク、手指消毒剤、案内書)とそれぞれの名前が刻まれた入館証が手渡され、参加者たちのモチベーションが高まります。
参加者は「音楽創作組」(3チーム)と「K-POP組」(3チーム)に振り分けられ、審査は第3ラウンドとは逆に、PSYが個人点、JYPがチーム点を採点。チーム点1位のチームは全員生き残り、2位チームから1人、3位チームから2人が脱落者候補となります。
作詞・作曲・歌・振付すべてを創作する「音楽創作組」1位となったのは「Seoul Landings(ソウル上陸作戦)」チーム。ウンフィの自宅で2泊3日の合宿をし、ウンフィとヒョヌがトラック制作、スジェとギョンムンが歌詞のアイデアを出しあい、30時間かけて作った楽曲『安全ピン(抜け)』で96点を獲得しました。JYPは「よかったというレベルじゃない。お金を出して買って、タイトル曲として使える」と“神曲”誕生に最大級の賛辞を贈ります。

「Seoul Landings」チーム

2位は「Veteran(ベテラン)」チーム。自作曲『Actor』のトラックはダニエルが制作、メロディーとサビはミン、ジュニョク、ダニエル、ラップは4人それぞれが自分の経験をつづりました。

「Veteran」チーム

JYPはエース候補のジュニョクに対して「彼女を作らないで。彼女さえ作らなければいい」と懇願。PSYは「実は、ジニョン(J.Y. Park)さんが何で恋愛を禁止するのか疑問に思っていたんです。でも今は『彼女を作るな』と言ってくれてありがたく思います。人は変わるものですね」と初のアイドルグループを作るにあたって、疑問が共感に変わってきたことを明かし、JYPは声を上げて大笑いしました。
そして3位はヨンゴン、ソンジュン、ミンギュ、ハルトの「Countdown(カウントダウン)」チームという結果に。これにより、2位チームの個人点最下位のドンヒョン、3位チームの個人点下位のハルト、ミンギュが脱落候補となりました。

「Countdown」チーム

苦悩を打破したアマルが号泣 JYPが見せた親心

ダンスと歌のみで評価される「K-POP組」1位となったのは、アマル、ドンヒョン、ギョンジュン、ドゥヒョンの「P-Dar-Nation(血が違うネーション)」チーム。Beast『SHOCK』のP NATIONアレンジver.をパフォーマンスすると、PSYはあまりのすばらしさに天を仰ぎます。JYPは「尺(2分40秒)が1分ほどに感じました。あっという間だった。K-POPファンが喜ぶ要素がすべて入っていた。ディテール、カル群舞(シンクロダンス)、演技、チームワーク、最高でした」と絶賛し、97点の高得点をつけます。

「P-Dar-Nation」チーム

また、アマルに対して「上手に見えるときもあるし、既存の歌手のマネに見えるときもある。境界線を行ったりきたりしている。でも今日のステージは完璧でした」と太鼓判。「わずかな差ですが、自分で気づいたんですか?」と問いかけられたアマルは「実は僕もすごく悩んで、自分でもよくわからなくて……」と言葉を詰まらせ号泣します。
JYPは「自国の言葉じゃなくて新しく覚えた言葉です。聴きながら覚えるしかないからスタイルまで一緒に覚えてしまう。自分の言葉で歌えと言われても、自国の言葉じゃないからわからない。つらかったと思います」と理解を示し、「僕がここまでしつこく指摘してきたのは直せると思ったから。その部分さえ直せばスターになれそうなので、厳しく指摘したことを理解してほしい」と、元JYP練習生のアマルに親心をみせます

コウキのチームにJYPがアンコール 2PMも驚く実力

2位となったのは、コウキ、ゲフン、テフン、ミンソン、ドンヨンの「Highfive」。2PMの『10 out of 10(10点満点中10点)』アレンジバージョンの練習風景では、テフンがひざの上にコウキを乗せたり、練習を終えて「スーパー腹ペコ」と叫ぶコウキのためにゲフンがピザを注文して5人で一緒に食べたりと、微笑ましさ全開でチームワークを深めます。
本番でも一体感のあるパフォーマンスを見せ、信じられないという表情のJYPは「5人のステージは、Backstreet Boysや*NSYNC、New Kids On The Blockのようなボーイズグループのコンサートだった」と興奮しアンコールを求めました。

「Highfive」チーム

コウキに対しては「バトルするように踊るクランプとは対極のダンスを見せてくれました」とK-POPダンスにも順応できていることを評価。PSYは「最後のダンスブレイクや自分のパートを歌うときの表情と動きはコウキくんらしくパワフルでした。イントロでは新しい姿も見せたし、いろんな姿を見せてくれて改めて驚きました」と称賛し、チーム内個人点で1位となりました。
現地の放送局SBSのYouTube公式チャンネルでは、このパフォーマンス動画を見る2PMの反応も公開。メンバーが動画を見る前からコウキのダンスの実力を認識しているほど、知名度が広がっていることも話題を呼びました。

2:36〜からコウキを絶賛する2PM(韓国後字幕のみ)

チーム点3位はケイジュ、ジョンミン、ヒョンス、イェダムの「SATTALA」チーム。JYP所属で、日本デビューも決定した5人組ガールズグループ・ITZYの『DALLA DALLA』アレンジバージョンに挑戦しました。韓国語のラップを猛練習してきたケイジュに対し、JYPは「ケイジュくんのラップが心配だったけど、発音を考慮しても思ったより聞き取れた」と評価。PSYも「チェックのたびに、声のテンションを上げること、ライムを意識することを強調してきましたが、かなりよくなっていました」と成長ぶりを認めました。

「SATTALA」チーム

こうして全チーム順位と個人点順位が決まり、脱落候補6人の中からヒョンス、ミンソン、ドンヒョンが第5ラウンド進出決定。同時にジョンミン、ミンギュ、日本人参加者のハルトの脱落も決まり、舞台裏ではハルトとケイジュが抱き合う姿も映し出されました。つらい別れを経て、日本人3人が第5ラウンドに挑みます。

■音楽創作組
【チーム順位】

1位 96点 Seoul Landings
 個人順位:1位ウンフィ 2位イム・ギョンムン 3位カン・ヒョヌ 4位イ・スジェ

2位 95点 Veteran
 個人順位:1位ダニエル・ジェガル 2位チョン・ジュニョク 3位ユン・ミン 4位キム・ドンヒョン

3位 90点 Countdown
 個人順位:1位パク・ヨンゴン 2位オ・ソンジュン 3位ト・ミンギュ(脱落) 4位ハルト(脱落)

■K-POP組
【チーム順位】

1位 97点 P-Dar-Nation
 個人順位:1位ウ・ギョンジュン 2位アマル 3位イ・ドンヒョン 4位チョ・ドゥヒョン

2位 96点 Highfive
 個人順位:1位コウキ 2位チェ・テフン 3位イ・ゲフン 4位ユン・ドンヨン 5位キム・ミンソン

3位 88点 SATTALA
 個人順位:1位イ・イェダム 2位ケイジュ 3位チャン・ヒョンス 4位キム・ジョンミン(脱落)

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