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JO1デビューまでの軌跡…コンセプトバトルで大波乱 『PRODUCE 101 JAPAN』プレイバック【Vol.3】

#9、#10 白熱のコンセプトバトル 予想外の順位連発で大波乱

第2回の順位発表を受けて『DOMINO』『クンチキタ』『やんちゃBOY やんちゃGIRL』の3チームがメンバーの人数調整を行なうことに。メンバー1人ずつが、チームに必要だと思う練習生を1位〜7位まで記入し、残るメンバーを投票で決定します。すると、『DOMINO』では3人が他のチームへと移動しなければならない状況に。投票前の話し合いではそれぞれチームや曲に対する想いを伝え、自分の熱い気持ちをアピールしました。

「自分が残っても落ちる仲間がいる」複雑な心境の中行われる『DOMINO』練習の模様

投票の結果、圧倒的に実力のある川尻らが選ばれていき、7位には豆原が選出。そして、木全翔也(きまた・しょうや)、佐藤景瑚(さとう・けいご)、大平祥生(おおひら・しょうせい)の3人がチームを移動する結果に。豆原は、“自分が選ばれたことで安心した反面、それによって移動する3人が決まってしまうことに申し訳なさも感じ、複雑な心境だった”と話します。涙を流し、悔しさを見せながら部屋を後にした3人の姿に、残った7人は気の引き締まった様子でした。

緊張の瞬間…1人ずつ発表されていく『DOMINO』メンバー

木全、佐藤、大平の3人は、部屋を出た途端に泣き崩れ、悔しい気持ちを共有し、お互いを励まし合いながら『クンチキタ』の部屋へ移動。『クンチキタ』の練習生たちは、そんな3人のなかから真剣に2人を選びます。1人目に選ばれたのは、「歌もできるしダンスもできる」という理由で佐藤となりました。2人目に選ばれた木全は、うれしさを噛み締めると同時に、選ばれない苦しみを2度も味わった大平を気にかけていました。

部屋を出て…泣き崩れる3人は5:27〜6:00

『DOMINO』に続き、『クンチキタ』でも選ばれなかった大平は意気消沈。それでも気力を振り絞って『やんちゃBOY やんちゃGIRL』の部屋に向かいます。すると、待っていた練習生たちは「いらっしゃ〜い!」と明るく歓迎。大平は安心したような笑顔を見せつつ、メンバーの温かさに三度、涙が頬をつたいました。

大平祥生を明るく迎える練習生たち

各チームのメンバーがそろったところで、ポジション決めが行われます。『Black Out』では、番組開始前から交友がある本田と佐野がサブボーカル2の座をかけて競っていました。本田は最後のキメポーズに強いこだわりを持ち練習を重ねてきたと言い、対する佐野も「ここは本田くんと取り合うしかない」と譲れない決意を見せました。
メンバーたちは2人のパートを見て判断することに。その結果、本田がこだわっていた最後のポーズは魅力的だったと評価されつつも、歌とダンス両方をこなせる佐野が選ばれます。結果を聞いた2人は、複雑な表情を見せながら抱き合いました。悔しさを拭いきれない本田はその後も気持ちを切り替えられず、チームの雰囲気を悪くしてしまっていることを自覚しつつも、悔し涙が止まりませんでした。

悔しさを拭いきれないまま練習をする本田康祐

パート争奪戦でライバルの佐野に敗れた本田は、悔しさから立ち直ることができません。そんな状態のなかで迎えたトレーナーチェック。以前から「表現力が足りない」と言われていた佐野が「良くなっている」と褒められた一方で、本田は、本来の実力を出しきっておらず体調が悪いように見えると指摘されてしまいます。しかし本田は、その場でトレーナーに自分の考えをしっかり話せたことで気持ちが整理できたようで、ダンスを楽しむ気持ちを思い出して完全回復。チームも徐々に活気を取り戻していきました。

「1番大事なものはダンスを楽しむ気持ち」完全回復した本田康祐は4:07〜5:07

本番では、キレのあるダンスと力強い歌声、そしてクールなラップで、セクシー全開のパフォーマンスを披露。メンバーたちの溢れ出る色気で、会場は大熱狂に包まれました。

『Black Out』パフォーマンスの模様

『DOMINO』から大平をあたたかく受け入れた『やんちゃBOY やんちゃGIRL』チーム。再編成の夜から、大平は「早く追いつきたい」という思いで1人練習部屋に残り、自主練に励みます。士気が下がってもおかしくないはずの大平が必死で努力する姿に、チームメンバーのやる気も上がっていきます。
そして迎えた本番当日、曲中の振り付けで使用する手紙を書いていたメンバー。手紙は応援してくれる国民プロデューサーに向けたものでした。これまで一緒に頑張ってきた仲間たちへの想いやファンへの感謝など、それぞれの想いが詰まった可愛らしいステージが完成します。

『やんちゃBOY やんちゃGIRL』パフォーマンスの模様

デビュー射程圏内である11位以内のメンバーが集結した『DOMINO』チーム。メインボーカルを務めた河野は、異動や落選で同曲をパフォーマンスできなかった練習生や選んでくれた国民プロデューサーの気持ちに触れ、「噛みしめて役割を果たしたい」と話します。また、川西は歌詞に「運命に身を委ねる」という言葉があることから、自身の境遇を重ねつつ「どう表現するか考えて練習しました」と振り返りました。
ステージでは、現時点のトップメンバーらしく他の追随を許さない圧倒的なダンスで魅せ、歌声と共に不安とトキメキを見事に表現。それぞれの見せ場を作った完璧な構成で、国民プロデューサーのハートをキャッチしました。川尻は「今のパフォーマンスを見て何かを感じてくれたらうれしいです。あと……人生で初めてカラコンしました」と明かし、トークでも湧かせました。

『DOMINO』パフォーマンスの模様

韓国語で太鼓を叩く擬音語「クンチキタ」が楽曲名の由来の『クンチキタ』チーム。楽曲は、独特なリズムで聴く人を唸らすナンバー。パフォーマンスも情熱と気合いを感じるもので、練習生の「1位を獲る」という気持ちが前面に出ていました。
同チームには『DOMINO』から異動になった木全と佐藤が所属。準備期間が3日ほどしかなかったという木全は「やるしかないなと。(オリジナルメンバーが)夜遅くまで付き合ってくれました」と話し、チームに感謝しました。

『クンチキタ』パフォーマンスの模様

『Happy Merry Christmas』はクリスマスに聴きたいハッピーなダンスナンバー。メインボーカルの浦野は「一番のプレッシャーですが、誇りを持って不安な気持ちを捨てる」とコメント。最後に「楽しい気持ちで帰っていただけるとうれしいです」と語りかけました。
ステージではキャッチーな振り付けが魅力の楽曲で会場をひとつにします。センター・サブボーカルを務めた白岩瑠姫(しろいわ・るき)を中心に、セクシーさとキュートさを絡めたストーリー性のある構成で見事に踊りきりました。

『Happy Merry Christmas』パフォーマンスの模様

国民プロデューサーの投票後、練習生が集められ、国民プロデューサー代表のナインティナインからグループ順位の結果発表が行なわれました。緊張した様子で再び会場に現れた練習生たちですが、その表情は一様にやりきった充実感でいっぱいです。
ナインティナインの口から、5位は『やんちゃBOY やんちゃGIRL』であることが発表されました。リーダーの福地正(ふくち・しょう、現A.rik)は「1位を目指してやってきたので悔しいです」と吐露しつつ「(票をくれた国民プロデューサーに)感謝したいです」と語ります。

4位はトップバッターを務めた『Black Out』。そして、なんと上位メンバーが揃う『DOMINO』が3位と、早くも波乱の結果に!
2位は、本番前日までトレーナーに注意されていた『Happy Merry Christmas』チーム。パフォーマンス後、「僕はどの曲でも、誰とでも、どんな振り付けでも、常に目指しているのは1位」と語っていた白岩は、あと一歩で1位に届かず「悔しいです」と苦笑いで話しました。
1位に選ばれたのは『クンチキタ』でした。結果が発表されると、メンバーは抱き合って喜びを表現します。『DOMINO』から異動した佐藤は、号泣しながら「みんなに感謝しきれない。頑張ってよかった」とコメント。同じく異動組の木全が呆然としつつ「めちゃくちゃ嬉しいです」とつぶやくと、矢部浩之は「頑張った努力の結果だと思います」と優しく語りかけました。

コンセプトバトル1位『クンチキタ』チーム特典

結果発表後、『クンチキタ』チームは「頑張り続けて良かった」「夜遅くまでやって良かったー!」と抱き合って大盛り上がり。そして、最終的には、グループの垣根を越えて練習生同士が健闘を讃え合い、熱いコンセプトバトルは幕を閉じました。

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