ORICON NEWS
デビュー35周年の浅香唯、独自のアイドル論を語る「ある程度は隠せた80年代と違い、今の方が大変」
ダイエット企画に挑戦し、何かが変われたような気がした
浅香唯 ひと昔前だったら「50歳の女性が歌う曲」のイメージにはないですよね。作詞作曲のSUNNYさんは私と同い年なんですが、曲を作っていただく前に「若い頃には50歳ってもっと“大人”だと思っていたよね」という話で意気投合したんですよ。
──いざ50歳になってみたら?
浅香唯 ぜんぜん必死にもがいているところもあるし、一方で「まだ自分に期待していたい」と思えるところもあって。よく「もう50歳」と「まだ50歳」の2つにわかれると言いますが、私とSUNNYさんは同じ後者の方向を見ていた。だからこの曲は、今の私の思いにとても合っています。
──ライザップへの挑戦も「自分への期待」を込めたものだったのでしょうか?
浅香唯 そうですね。歴史を刻んだ体型が美しくないとは、決して思わないんです。ただ50歳を目前にすると、どうしても気力が落ちてくるもので。ここで何か1つ頑張れたら、自信を持って50歳をスタートできるんじゃないかと挑戦させていただきました。
──プルプルのお腹を披露することへの抵抗感は?
浅香唯 もちろんありました。浅香唯として世に出る時は、「完璧に仕上げた姿しか見せたくない」という気持ちがずっと強かったので。でも、覚悟を持ってさらけ出すことで、自分のなかでも何かが変われたような気がしましたね。
──ボディメイク成功で、周囲からの反響はいかがですか?
浅香唯 それが意外にも、男性ファンからはビフォーが好きという声もあり(笑)。ママ友を始め女性は圧倒的にアフター押しなんですけど。でもそれも含めて周りの評価よりも「自分がどうありたかったか」だったので、私としては大満足です。