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『スター・ウォーズ』インタビュー集

(左から)ナオミ・アッキー、ジョン・ボイエガ、ケリー・マリー・トラン(C)2019 Getty Images

(左から)ナオミ・アッキー、ジョン・ボイエガ、ケリー・マリー・トラン(C)2019 Getty Images

 映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日公開)に出演するジョン・ボイエガ、ケリー・マリー・トラン、ナオミ・アッキー。
 
 ジョン・ボイエガは、7作目の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015年)にストームトルーパーの脱走兵フィン役で初登場。ケリー・マリー・トランは、『最後のジェダイ』(17年)から整備士ローズ・ティコ役で加わり、ナオミ・アッキーは『スカイウォーカーの夜明け』に初登場する新キャラクター、ジャナを演じる。
  • ナオミ・アッキー(C)2019 Getty Images

    ナオミ・アッキー(C)2019 Getty Images

――自分は本当に「スター・ウォーズ」に出ているんだと実感したのは、どんな時でしたか?

ナオミ・アッキー
 ミレニアム・ファルコンに乗った時ね。

――それはどんな気分でしたか?

ナオミ・アッキー
 シュールリアルな気分だったわ。その時はジョンも一緒だったのよ。でも、撮影中は、ただその瞬間を生きようとするから、感動を覚えたのは、家に帰って寝る時だったわね。「今日はなんという1日だったのかしら!」って。

――あまり話せないのは承知の上で聞きますが、今作のトーンはどんな感じなんでしょうか?

ジョン・ボイエガ
 僕らのキャラクターは、分岐点に立たされている。この先どうなるのかわからない状態だ。今作は、断然、エピック(Epic)になるよ。とは言っても、これは、最終的にどんな映画になるのか、最も予測しづらい作品でもある。エピソード7は、ほぼ、思っていたとおりの映画になった。エピソード8も、まあ、わかった。でもエピソード9すごく違う感じなんだよ。

ナオミ・アッキー
 今作ではキャラクターがみんな自分の中にあるダークサイドに、新たな形で向き合うことになる。みんなが、「自分は、喜んで戦うのだろうか? だとしたら、何のために?」と問いかけることになるの。そういう大きなテーマがある。この戦いのために、どこまで犠牲にするつもりなのか、と。
  • ジョン・ボイエガ(C)2019 Getty Images

    ジョン・ボイエガ(C)2019 Getty Images

――ジョン、エピソード7の時よりリラックスしてやれましたか?

ジョン・ボイエガ
 ああ、落ち着いていたね。今回はストレスが少なかった。僕らは温暖なジャマイカにいたような感じ。(ナオミに向かって)君は寒いロシアにいたね(笑)。

ナオミ・アッキー
 (笑)

ジョン・ボイエガ
 僕らにとっては楽しかったよ。毎日が素敵なプレゼント。毎日がカップケーキ(「楽しい」という意味のスラング)。僕らは本当に楽しませてもらった。

――エピソード7は、初めてだったから緊張したのでしょうか?

ジョン・ボイエガ
 そう。それに、自分にはこれに出演する資格が本当にあるのだろうかとも思ったし。「やった、これで俺は有名になるぞ。これで成功だ」とは、思わなかった。
  • ケリー・マリー・トラン(C)2019 Getty Images

    ケリー・マリー・トラン(C)2019 Getty Images

――ケリー、あなたもエピソード8の時は、同じでしたか?

ケリー・マリー・トラン
 ええ、そうだったわ。自分の存在意義を問うような経験だった(笑)。

ナオミ・アッキー
 私は、今、ただ幸せなんだけど。

ケリー・マリー・トラン
 それでいいのよ。そうあるべきって現場であなたに言ったわよね。

ナオミ・アッキー
 私も自問自答したのよ。寝室のドアを閉め、毛布にくるまって、この巨大なユニバースで自分の居場所はどこにあるのだろうって、悶々としたわ。この映画の大きさと、これを見に来る人の数を考えると、そうなっちゃうのよ。

ジョン・ボイエガ
 だけど、その後、実はそんなにディープでもないと気付くんだよね。

ナオミ・アッキー
 そうなの。そうディープではないの。

ケリー・マリー・トラン
 それはみんな体験することよね。私がやってきた時、ジョンとデイジーは、もうそれを経験済みだった。そのふたりがまだ深呼吸しているのを、私は見ることができた(笑)。それで緊張するんだけど、終わったら、「あれ? こんなものだったんだ」って思う。
――このシリーズ、キャラクターから、自分は何を得たと思っていますか?

ケリー・マリー・トラン
 エピソード8への出演する前、私はなかなか仕事をもらえず、奨学金の返済に苦しんでいる役者だった。だけど、こんなにも大きな作品で、優れた人たちとお仕事をさせていただいて、自分にもこういうことができるんだ、とわかったの。人はみんなやりながら何かを学んでいくもので、その中で成長していく。私も、この仕事のために自分を向上させる必要があった。そして周囲は私を応援してくれた。それが、このシリーズからいただいた一番のことね。

ナオミ・アッキー
 私も同じよ。それと、私が演じたジャナはとてもフィジカルな役だったので、これまでにやったことがないようなことをやる機会を得られた。そのおかげで新たな自信を得られたわ。筋肉がついた自分の腕を見るのは、いい気分だった。腕立て伏せとか、腹筋とか、それまでの私はやらなかったけれど、今はやる。それは大きな変化だった。前はそういうことをやる人たちをただ尊敬しているだけだったけど、今は自分もやるようになったの。

ジョン・ボイエガ
 僕はサッカーをやらない少年だった。すごく苦手でね。イギリスに住んでいる子どもにとって、それは大問題なんだよ(笑)。「スター・ウォーズ」は、そんな僕に、アクション、スタントをやるチャンスをくれた。もちろん、全部自分でやっているわけじゃないよ。でも爆発から飛び出したり、馬に乗ったり、いくつかのファイトシーンや銃を使うシーンは、自分でやっている。それらは、普通の生活では体験できないことだ。このキャラクターは、そんな機会をくれた。

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