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【オリコン2018年上半期デジタルランキング】米津玄師「Lemon」がシングル100万DL突破! TOP10同時3作ランクイン!!

2018年のオリコン上半期デジタル音楽ランキングが発表された。初のデジタルシングル集計では、米津玄師「Lemon」が100万ダウンロードを突破し首位に輝いたほか、過去作品も多数ランクインしデジタルシングルランキングを席巻。アルバム部門ではフィジカル版でもヒットとなった映画サントラ『グレイテスト・ショーマン』が1位に。シングル・アルバムともに、CDランキングとは異なる結果となった。上半期のデジタル音楽シーンを賑わせた作品を振り返ってみよう。

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初の上半期デジタルシングルランキングは、米津玄師が100万DL超え・TOP20に6作ランクイン!

 オリコンでは今期からデジタルシングルの集計開始。初めての上半期ランキングの発表となる今回は、AKB48などアイドルが上位を占めるフィジカル(CD)とは異なるランキング結果となった。
 オリコンでは今期からデジタルシングルの集計開始。初めての上半期ランキングの発表となる今回は、AKB48などアイドルが上位を占めるフィジカル(CD)とは異なるランキング結果となった。

 シングル(単曲)の中でも大きなトピックは米津玄師の存在。1月期放送の女優・石原さとみ主演のドラマ『アンナチュラル』(TBS系)の主題歌「Lemon」が驚異の期間内113万ダウンロードを記録。週間デジタルシングル(単曲)ランキング2/26付で初登場1位を獲得して以来、「最高初週売上23.6万DL(2/26付)」、「初のDLミリオン達成(5/14付)」、「初の同一アーティストによる3作同時TOP10入り」(4/16付)」など同ランキングの歴代記録を次々に達成し、現在も記録更新中。

 さらに「LOSER」、「灰色と青(+菅田将暉)」と併せ米津作品が3作同時TOP10入りという躍進を見せたほか、昨年夏の劇場アニメ『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』の主題歌としてDAOKOとコラボした「打上花火」(16.1万DL)などと計6曲がTOP20入り。2014年の「アイネクライネ」(11.1万DL)もランクインするなど過去の楽曲もロングヒットをする形になり、デジタルランキングを席巻した。

 上位にはMr.Children、安室奈美恵、宇多田ヒカルといった安定した人気を誇るベテランアーティスト勢に混じって、米津玄師、back number、WANIMA、欅坂46などのニューエイジアーティストがランクイン。デジタル世代のユーザーの存在が垣間見られるランキング結果となった。

大ヒット映画「グレイテスト・ショーマン」サントラ版首位&ベストアルバムが多数ランクイン

 デジタルアルバムランキングでは、映画『ラ・ラ・ランド』に続く大ヒットミュージカル映画であり、ヒュー・ジャックマン主演のミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』のオリジナル・サウンドロラック(9.3万DL)が上半期首位に。主題歌「ディス・イズ・ミー / This Is Me」はゴールデングローブ賞主題歌賞を受賞しており、第90回アカデミー賞にもノミネートされた。楽曲を手がけたのが、昨年映画もサントラも大ヒットに導いた『ラ・ラ・ランド』に参加した音楽家チームというのも納得だろう。

 同作は3/12付オリコン週間デジタルアルバムランキングでも、3週連続の1位を獲得したほか、フィジカル(CD)版でも映画サウンドトラック盤のランキングで『アナと雪の女王オリジナル・サウンドトラック』以来3年9ヵ月ぶりに1位を記録。実写映画サントラ盤としては、エミネム主演映画『8マイル〜ミュージック・フロム・アンド・インスパイアード・バイ・ザ・モーション・ピクチャー』以来、14年9ヵ月ぶりの快挙を果たすなど、フィジカル・デジタルともに上半期に話題をさらった作品となった。

デジタルアルバムでは、「サントラ」「洋楽」「ベスト版」が人気の傾向

 昨年上半期デジタルアルバムと対比すると今年も洋楽・サントラ人気の傾向が見て取れる。昨年上半期はTOP20内に5位『ラ・ラ・ランド 』(4.2万DL)、9位『ワイルド・スピード アイスブレイク』(2.2万DL)などサントラ7作がランクイン。

今年は前述の『グレイテスト・ショーマン』のほか、昨年12位のエド・シーラン『÷(ディバイド)』(1.2万DL)は今年も16位に、昨年8位のブルーノ・マーズ『24K Magic』(1.6万DL)も10位にランクインしロングセラーを記録。さらに世界中でラテンブームを巻き起こしているカミラ・カベロ『Camila』(1.3万DL)など合計4作がランクインした。フィジカルではTOP50圏内には『グレイテスト・ショーマン』しかランクインしておらず、デジタルにおける“洋楽志向”が浮き彫りとなった。

 また、ベストアルバムも多数ランクイン。小室哲哉が引退を発表し再注目されたglobeは『15YEARS -BEST HIT SELECTION-』(3.3万DL)が2010年発売ながら4位にランクイン。また、5位のback number『アンコール』(2.5万DL)は2016年、17位の浜崎あゆみ『A COMPLETE 〜ALL SINGLES〜』(1.1万DL)は2008年作品であり、過去の作品が再評価されている傾向に。

 昨年、デジタルアルバム年間1位・2位を独占したMr.Children 『Mr.Children 1992-2002 Thanksgiving 25』(2.1万DL)、『Mr.Children 2003-2015 Thanksgiving 25』(1.9万DL)は6、7位に今年もランクイン。サカナクションの10周年の活動を総括するバンド初のベストアルバム『魚図鑑』(1.7万DL)は9位、EGOIST初のベスト『GREATEST HITS 2011-2017 “ALTER EGO”』(1.7万DL)は8位とそれぞれ初ベストも躍進した。

 名曲をデジタルデバイスに保存したいというユーザー心理が働いた模様。人気アーティストのヒット曲を振り返る際は、デジタルで聴く傾向があるようだ。
<集計期間>
2017/12/25付〜2018/6/18付

<デジタルランキング概要>
配信事業社6社より提供されたダウンロード(DL)数を精査のうえ合算集計。シングル(単曲)ランキングは2017/12/25付より、アルバムランキングは2016/11/14付から集計開始

<データ提供配信事業者(五十音順)>
iTunes Store/オリコンミュージックストア/mu-mo/mora/LINE MUSIC/レコチョク ※2018年6月現在

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