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【嵐ライブレポート】9年ぶりアリーナツアー、5人の気持ちがこもった「ただいま」
昨年のツアーから大きく新化、冒頭には嵐の想いのこもった曲が
いよいよ開演。大歓声に包まれる中、シルエット姿の5人が登場。記念すべき1曲目は、シンプルにアカペラで始まる「ただいま」だ。この曲は、9年ぶりのアリーナツアーが決定した際に、メンバー発案で作られた楽曲。近年はドームがある都市に限られていたツアーだったが、今回はそれを9年前まで毎年訪れていた会場にまで広げた嵐。この曲は、そんな“会いにきたよ”“帰ってきたよ”というメッセージを込めたものだ。メインモニターには歌詞が投影され、メンバーの過去映像が映し出される。会場には、嵐からの“ただいま”、そしてファンからの“おかえり”の想いが満ちた、感動的な光景が広がった。
「帰って来たぞー!」と松本潤が叫び、間髪入れずに鉄板のデビュー曲「A・RA・SHI」へ。本ステージからムービングで一気にBステージへ移動した後は、各メンバーからアリーナツアーの趣旨を盛り込んだ口上挨拶が述べられた。アニメーション映像を挟み、火薬の特効によるド派手なスタートを切ったのは「Sakura」。ここからアクセントダンス、「Japonesque」と和テイストの演出が続き、「ワイルド アット ハート」へ展開。伝統的な和の世界観と「ワイルド〜」の洋ロックテイストをつなげるアレンジが秀逸だ。
アリーナならではの演出も 櫻井のドラムは観客参加型に
「あとは翔くん、よろしく!」と口々に4人がステージを後にすると、今度は櫻井翔のドラムによる“パーカッションブリッジ”。櫻井が「ここからは俺の時間だぜ!(笑)」と宣言し、コーナー解説からスタートする。ドームツアーではソロ曲と共に披露されたドラムラインだが、今回は参加型に進化。観客もハンドクラップで一定のリズムを刻み、櫻井のドラム、打楽器部隊が次々にリズムを重ね、一体となって壮大な“パーカッション”が完成した。
嵐のメンバー4人がノリノリで合流すると、続くは「Lucky Man」。「What’s up party people!」と叫ぶところから、前半、櫻井が担当するラップパートを、この日は相葉が担うサプライズ演出。「まだまだ行けるだろう! 飛べー!!」という松本の声に大歓声が応えて始まった「Troublemaker」、キラキラとした“光”を象徴するようなライティングの中、5人の美しいユニゾンが響き渡った「Daylight」へ続き、前半の曲が終了した。