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Kis-My-Ft2ライブレポート 200万人の動員を達成した7人の真の魅力

個人レポート! 7人の強烈なキャラクターとは?

◆北山宏光◆ 笑いも取れるギャップ爆弾 ドームの中心で情熱を叫ぶ

 ずぶ濡れになっても、自分のパートは真面目に誠実に歌う。ライブの時の彼は、徹頭徹尾、音楽に真摯に向き合っている。ソロ曲「今ナニヲ想ウノ」も、ギター1本でシンプルな弾き語り。生音が、それまでとは違う静寂を運んできて、派手な演出の続くライブの空気をガラリと変えた。トークには、「朝起きた時は185センチなのに、夕方になると重力で縮む」などと自虐的なギャグも盛り込みつつ、メンバー一人一人の個性を際立たせようとする姿勢に、(たぶん)中居正広の背中から学んだのであろう“トーク魂”を見た。

◆千賀健永◆ 踊れば妖艶なグルーヴ爆弾 ドームの中心で大志を叫ぶ

 向上心と好奇心に溢れるキスマイの末っ子は、メンバー内ではダンス番長。ソロ曲「Get Ready」も難度の高いダンスをセクシー&ワイルドに決めまくり、“いっぱいいっぱい”なノリが売りの舞祭組とは真逆の余裕を感じさせた。千賀のダンスは、パワフルなのに動きが滑らかでしなやか。正確に刻まれるリズム、というより揺らめくグルーヴと一体化しているように見える。目立つだけでなく、一種の物語性を感じさせるのが特徴だ。MCで話した怪談もバッチリ怖く、おっとりしているようでトークの腕も確実に上昇中。

◆宮田俊哉◆ “好き”を貫くスマイル爆弾 ドームの中心で“玉森愛”を叫ぶ(?)

 黙って踊っていればカッコイイのに、自分の中にあるいい意味での変態性(ヲタ力)を、他のメンバーを引き立てるアイテムとして全力で提供する。その献身力が、彼の“いい人”イメージを加速させる。放っておいてもスマイリーな平和の使者。ソロ曲「ヲタクだったってIt’s Alright!」では、宮Tシャツにデニムで、キモヲタ芸全開に。振り切れ感が爽快だ。でもそこに北山、藤ヶ谷、玉森が加わると、同じヲタ芸もカッコ良く見えてしまう謎。隙あらば玉森に接近、かまってアピールする姿もキスマイライブの風物詩。

◆横尾渉◆ 目が離せないスリル爆弾 ドームの中心で友情を叫ぶ

 一度気になり出したら、一瞬たりとも目が離せなくなる。“次に何が起こる?”とワクワクドキドキさせる、唯一無二の存在感。無言で踊っているときは、その真剣な眼差しと、長い手足から繰り出されるしなやかな動きで、“カッコイイ”としか表現できない正統派ジャニーズっぷりを発揮。ソロ曲の「ワッター弁当」ではシェフ衣装でクッキングラップを披露し、途中で板前姿の千賀と絡むなど、肩の力の抜けたパフォーマンスで会場を沸かせた。藤ヶ谷に北山と、メンバーとイチャイチャする場面も多く、一挙手一投足にメンバー愛が。

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