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hyukoh(ヒョゴ)インタビュー『どんな音楽でも“居場所”がある。日本音楽シーンでジャンルを超えたコラボの可能性を探る』
韓国とは違った雰囲気のなかでのライブ。観客と一緒に作りあげたい
ヒョク日本でいちばん多彩なジャンルのアーティストが出演するフェスティバルで、規模も大きいですし、そんなところに参加できるなんて本当に楽しみです。
ヒョンジェ日本で初めて出演するフェスティバルが『サマソニ』ということもうれしいですね。
ヒョクまずは、レディオヘッドだよね。スウェードも! BABYMETALも見たい!!
ヒョンジェBABYMETALは僕たちと違う曜日だよ……残念。The 1975もいいね。
ヒョクトゥー・ドア・シネマ・クラブは学生のころよく聴いたなぁ。
ドンゴンジェイムス・ベイも同じ日だね。
インウそれに今回、大阪の『サマソニ』にも出演するのが楽しみです。父の知人が大阪に住んでいて、子どもの頃に遊びに行ったことがあって。とくに大阪城の雰囲気がすごく良くて、また行きたいです。
ヒョンジェ大阪はグルメの街なんですよね。道頓堀の美味しい食べ物を全部食べてみたいです!
ヒョク僕は道頓堀り沿いにある、小さな串かつ屋に行きたいな。
ドンゴン僕はなにより寿司の美味しいところ。すし!スシ!!
――『サマソニ』直後の代官山SPASE ODDでのワンマンも即完でした。これほど熱い日本での期待をどう感じていますか?
ヒョクとてもありがたいです。すぐにでも日本の皆さんに会いたいです!
ヒョンジェ今回、初めて僕らのライブを観る人も多いと思うので、楽しんでもらえるとうれしいです。
インウ韓国とはまた違った雰囲気のなかでライブをするのが楽しみで、日本の観客と一緒に作りあげたいですね。
――国内外問わず人気者になったhyukohですが、2〜3年前と比べて生活も変わりましたか?
ヒョク美味しいものを食べられるようになりました(笑)。
ヒョンジェみんな一緒に食べに行ったり。
ヒョクそれから犬も飼えるようになりました。今年の春はみんなでタイに遊びに行ったりと、旅行など自由に遊びに行ける余裕ができたのもうれしいですね。
もともと日本カルチャー好き。日本の音楽をネットで探す
ドンゴンMr.Childrenです。高校生のころよく聴いていました。
ヒョンジェ僕は高校時代に好きだったのが、テイ・トウワさん。
ヒョク僕は大学の友だちに勧められて聴くようになったのが、toe。演奏がカッコいいですね。バンドのThe Fin.も最近知りましたが、とても気に入っています。
インウ僕は小さいころから日本の音楽が好きだったので、X Japanはもちろん、最近になってベテランの方を聴くようになって。長渕剛さんとか、70〜80年代の女性の方で、すごく好きな人いるんだけど……(「真赤な太陽」を口ずさむ)。
――美空ひばりさん! どうやって知ったんですか?
インウ日本の音楽をネットで探すのが好きなんですよ。
――もともと日本カルチャーが好きだったとか?
インウその通りです。小学生のときは『NARUTO』や『ONE PIECE』などのアニメが大好きで。
ヒョンジェ僕も『20世紀少年』『モンスター』『ベルセルク』とか、日本の漫画がけっこう好きですよ。
ドンゴン僕は日本の映画をいくつか観ましたね。日本作品は雰囲気がいいなと感じました。
ヒョンジェ僕、北野武監督の作品を高校生のころによく観ました。『キッズ・リターン』がとくに好きだったな。
――“日本好き”といえば気になるのが、ヒョクさんが前回のインタビューでもライブのMCでも、「日本の卵が美味しい」と言っていました。韓国にも卵はありますよね。
ヒョク日本独特の卵料理がおいしいんですよ! なぜだか日本の卵自体が美味しく感じます!
ヒョンジェ同じ卵焼きでも、フワフワでプルプルなものが日本にはあるじゃないですか。何て言うのですか?
――たぶん、だし巻きですね。
ヒョクきっとそれです(笑)。あとオムライスの卵も、食感も違うほどにトロットロで。
ヒョンジェそういう料理法が少しずつ違う気がします。今回も美味しい卵料理を食べます!
ヒョクあと日本のファッションも大好きです。買い物には、原宿、青山、表参道のほか、代官山とか渋谷、銀座も行きますね。あちこち通います。日本に友だちもたくさんいるので、楽しいスポットは友だちに連れて行ってもらいます。
ヒョク中学生ぐらいからファッションに興味を持ちだしたんですが、唯一の趣味で自分で服を作ったりもしました。好きな形を作って身につけるというのがおもしろくて。日本の『TUNE』というストリートファッション誌をよく読んでいて、参考になる内容もありました。興味が途切れなかったから、今につながっているんだと思います。
――とくに好みのスタイルがありますか?
ヒョクう〜ん……最近は好きなように着ている感じです(笑)。以前はもっと好みがありました。スカートを履いてみたり、パンキッシュファッションにしたり。ストリートファッションを好んで着ていましたが、最近はこだわりなく身につけていますね。