卓球女子のパリ五輪代表の張本美和選手(15)が8日、東京・木下グループ本社で行われた卓球元日本代表の石川佳純(31)の「木下グループスポーツアンバサダー就任 記者発表会」に出席。間近に迫ったパリ五輪への意気込みと、学業と卓球の両立について語った。 同じく卓球女子のパリ五輪代表の平野美宇選手(23)や、木下グループに所属するほかの競技の選手とともに登壇した張本選手。自己紹介では、「4月から高校生になりました。パリ五輪では団体戦メンバーに選んでいただき、今それに向けて頑張っています。ダンスをすることが好きです。よろしくお願いします」と初々しくコメントした。 その後のトークセッションでは、卓球女子日本代表の“先輩”石川から、間近に迫ったパリ五輪についてインタビューを受けることに。「五輪の舞台が初めてだと思いますが、コートに立つイメージは?」という質問には、「全く想像がつかないですね。コートに立ったら、頭が真っ白になってしまったり、今までの試合とは違う雰囲気だと思うんですけど、それも経験になると思うので、そこも楽しみたいと思います」と試合同様、物怖じしない強心臓ぶりを発揮。また、「残り3ヵ月で強化したいポイントは?」という問いには、「ダブルスの練習を頑張りたいと思いますし、団体戦ではシングルスもあるので、どの国の選手と戦っても勝てるように頑張りたいです」と、冷静に分析した。 最後に「私のプレーの『ここを見て』というポイントは?」という質問に、張本選手が「攻めることもでき、守りからの反撃もできるところを見ていただきたいです」と返すと、石川も「本当にそうですよね。守りも、攻めもうまく、バランスがいい。年齢は関係ないといいつつも、15歳とは思えない。五輪でもいいプレーを楽しみにしています」と温かい目線で後輩の活躍を願った。 また、4月に高校生になったばかりの張本選手に、集まった記者陣から「競技と勉学の両立のポイント」について聞かれると、「3年間公立の中学校に通っていたので、試合のない時は毎日登校して、学校から15時くらいに下校して、課題があるときは課題を終わらせてから練習をするという日々でした。試合や海外遠征があるときは、課題を事前にいただいて、遠征中も少しでも時間があれば課題をやって。わからないことがあったら、帰ってから聞いてという感じで、いろいろサポートしていただきながらやってきました。今の卓球人生に生きているなと思います」と回答。学業との両立に、会場に集まった関係者も感心するばかりだった。 なおこの記者発表会には、卓球の平野美宇選手、張本美和選手(共にパリ五輪出場内定)、水泳の南出大伸選手(パリ五輪出場内定)、フィギュアスケートの島田麻央選手、サーフィンの都筑有夢路選手、バスケットボールの板橋真平選手、テニスの望月慎太郎選手が登壇した。
2024/04/08
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