テレビ朝日の月・火・水のよる11時台から深夜0時台が大変革。新たな刺激とエンタメを届けるエンターテインメントゾーン『スーパーバラバラ大作戦』の水曜よる11時15分〜お笑いコンビ・かまいたちがさまざまな企画に“ガチ”で挑戦する『かまいガチ』が放送される。もともと深夜2時台にスタートした同番組だが、半年で深夜0時台にスピード昇格。さらにこの4月より、よる11時時台に移動し、枠を上げてきた今、同番組はどこへ向かっているのか？　同じくこの4月の改編で枠を上げてきたニューヨークといった後輩芸人への思いも聞いた。

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■深夜ノリ脱却を提案も「ここでスタイルを変えたら意味がない」

──放送1年半でグイグイと枠を上げてきている『かまいガチ』ですが、まずはよる11時台の抱負をお願いします。

【山内健司】そうですね。このまま順調に枠が上がっていけば、3年以内には朝の帯番組になってると思うので。

【濱家隆一】え、朝に『かまいガチ』やるの？　

【山内】そう、ゴールデンを通って朝まで最速で。そこを視野に入れて、まずは深夜ノリを脱却したいですね。

【濱家】いやいや（笑）。枠が上がるというのはやっぱりこれまでの放送を評価してもらってのことだと思うので、ここでスタイルを変えたら意味がないというか。深夜だから攻めたことができたんじゃなくて、『かまいガチ』だからこんな企画ができたんだということを23時台でも証明したいです。

──ゲストの顔ぶれはどうなりそうですか？

【山内】23時台にふさわしく豪華になると思いますよ。“タクヤ”とか“アユ”とか。

【濱家】いや誰やねん！

【山内】木村拓哉と浜崎あゆみだろ。

【濱家】あるわけ無いやろ！　どっかから漏れ聞こえたらどうすんねん（苦笑）。まあ、これまでも面白い後輩がいっぱい出てきてくれたんで、そこは心強いところです。

【山内】最近だと、和田まんじゅうの出演回にすごい反響があって。かなりの戦力だったんで、23時台で和田まんじゅうをスターに押し上げられたらと思いますね。

■芽を摘めなかった後輩・ニューヨークの冠番組が後番組に「絶対数字は上げるなよ」

──交流のある後輩と言えば、この4月から『かまいガチ』の次の番組に『NEWニューヨーク』がやってきます。

【濱家】最近は会ってないですけど、正直、彼らとは2度と共演したくないですね。

──ニューヨークとは、『かまいガチ』でも「後輩の芽を摘む」としてお笑い対決をされましたが（2021年4月1日放送回）。

【濱家】摘めませんでした。

【山内】『かまいガチ』のガチお相談相談室の企画でも「どうしたら売れますか」って相談してきたんですよ（2020年12月14日放送回）。そうやってさんざん利用するだけ利用して、一気に追い抜いていきましたからね。

──でも「スーパーバラバラ大作戦」の枠はかまいたちのほうが上ということで。

【山内】まあ、ある程度の数字をそのまま後ろに流すから頑張れよって感じですね。

【濱家】ハードル上げるなあ（笑）。安心しとけよと？

【山内】そうそう。お前らで数字が下がったら如実だぞと。

【濱家】でも『NEWニューヨーク』で上がったら、それも如実だしな。なのでニューヨークにはとりあえず「数字は上げるなよ」とだけ言っときたいです。

【山内】芽を摘むことはできなかったんで、もう彼らの不祥事を待つだけですね。

■スタッフにできる恩返しは“数字”　「目標は視聴占拠率50％、コア100％」

──かまいたちはまだまだ上がっていく、という宣言と受け取りました。では『かまいガチ』の23時台で実現したいことをお聞かせください。

【山内】視聴占拠率50％、コア100％。

【濱家】えらい高い目標やなあ。

【山内】この時間帯で「え？」となる数字を叩き出したいですね。

【濱家】たしかに僕らがスタッフさんにできる恩返しって数字なんですよ。そういう意味でも「かまいたちにこの枠を任せてよかった」と思ってもらえるように、これまで以上にカロリーの高い企画で結果を出していきたいです。

【山内】濱家も『ZIP！』のパーソナリティをクビになったことだし、朝の顔を意識することなく思い切りよくできるんじゃないですか。

【濱家】クビって言うな！　卒業やから、卒業。

【山内】このまま『かまいガチ』がどんどん枠が繰り上がっていけば、また朝に舞い戻ることもできるで。

　ORICON NEWSでは、『スーパーバラバラ大作戦』で放送される5番組のインタビュー連載を実施。次回は、『NEWニューヨーク』でMCを務めるニューヨークの2人に、今回のかまいたちからのメッセージをぶつける。

『かまいガチ』初回放送は4/6(水)よる11時25分※一部地域を除く（通常よりも10分押し）

（取材・文/児玉澄子）