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ココリコ『笑ってはいけない』のパワーアップをアピール コロナ禍の1年も「最後は笑っていただけたら」

 コロナで笑顔が少なくなった1年だったが、年末にはいつも通り“アウト”がやってくる。大みそか恒例の日本テレビ系『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!大晦日年越しスペシャル! 大貧民GoToラスベガス24時』(後6:30〜深0:30)が放送される。ORICON NEWSでは、ダウンタウン、月亭方正とともに体を張って笑いを取っているココリコ遠藤章造田中直樹)に独占でインタビューを敢行。昨年の『絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!』(DVD&ブルーレイが発売中)について語ってもらった。

ココリコ (C)ORICON NewS inc.

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天海祐希の前での「ホホホイ!」に緊張 “加藤の乱”再現に田中がしみじみ

 印象に残ったシーンを聞くと、遠藤は天海祐希が2005年に放送された同局のドラマ『女王の教室』で演じた阿久津真矢として登場した場面を挙げた。「一切笑わない役で出てきてからの、僕の『ホホホイ!』と方正さんの『マー!』が響きわたる不思議な世界はちょっとツボでしたね(笑)。あの笑わないキャラクターに徹している天海さんが、あの空間に耐えられなかったのか、ちょっとふっと吹き出してしまって、それが僕の中ではうれしいところでした。オープニングの着替えにブリーフが入っていて『これは、どこかでホホホイをやるんだろうな』と思っていたんですけど、こんなに早く、ましてや天海さんの前でやることになるとはという感じでした(笑)」。

 一方の田中は、この年に起こった事務所の騒動もネタになり、同局系の『スッキリ』で、宮迫博之田村亮の会見に端を発して、加藤浩次が自身の思いを吐露した様子(通称:加藤の乱)を“学校”に置き換えて再現した場面が印象に残ったと振り返る。「『笑ってはいけない』でネタにした、できているということが僕はすごくうれしかったんですよ。個人的には、加藤さんにはデビュー当時からお世話になっていますし、大好きな先輩なんですが、その加藤さんも渦中にいらっしゃった騒動だったので、そういったことを年末のこの場で笑いに変えられていることがすごくうれしかったんです」。

 田中は続けてかみしめるように語る。「中にいてあれなんですけど、みんなが言うほど悪い会社じゃないよっていう気持ちもあったりして…。今回の騒動を笑いにしていこうっていう会社、加藤さん、スタッフとか、いろんな人の思いが重なって、最後の最後に笑いになったのがすごく印象深かったですね。今思えば、朝、現場に向かう途中にロケバスに揺られて移動する最中、30分くらいあったんですけど、ちょうどリアルタイムで『スッキリ』が流れていたんですよ。スタッフさんはその時から、なんとなく僕らに刷り込ませていたのかもしれないですね(笑)」。

 さらに『青春ハイスクール24時!』では、今までとは違ったフォーマットが採用されたことで、出演者たちも例年以上にざわつく展開となった。「変化を強く感じた回だったので、こっちもいつもフォーマットが違うとワクワク・ドキドキするんですよね。スタッフさんもいろんなことを考えて、動いてくださっているんだなと改めて感じました」(田中)、「ガラッとフォーマットが変わった印象があったので、いつも通りの予定調和も壊されるんじゃないかと思って、方正さんの(蝶野)ビンタも、今年はひょっとしたら別の人かもしれないという緊張感がありました(笑)」(遠藤)

■『ガキ使』での立ち位置「まだ見つからない」 例年以上の“待望の声”に喜び

 『笑ってはいけない』に臨む気持ちはいつも新鮮だ。「撮影日の前日の夜、浜田さんと飯を食べさせてもらったんですけど、最後の晩餐みたいな気持ちもよぎっていましたね。松本さんが昔、笑ってはいけないのロケに行く時は『ドナドナがかかっている』とおっしゃっていたんですけど、まさにぴったりというか。だから、終わって帰ってきた時は反動で『終わったー』っていう充実感があります」(遠藤)、「いろんな感情が渦巻きますね。ロケが始まる前のバスで移動する30分、本当にほとんど誰もしゃべらないんですよね。それぞれが、窓の外を眺めて、テレビの音がバス中に響きわたっている感じで(苦笑)。本当に大変な部分もあるし、楽しい部分もたくさんあるから。不思議な特別な番組です」(田中)

 『ガキ使』での自分たちの立ち位置について聞いてみると、遠藤がふっと笑顔を見せた。「優秀な先輩にイジっていただいて、僕の魅力も出ると思っていて、自分だけは難しいなということもわかってくるので、先輩方に面白さを引き出してもらっています。どんどんイジっていただけないと、ある種商品価値もないと思うので、これからもイジってもらえるスタンスで向き合っていきたいです。急に何かをやれってなった時に、絶対に面白くしてくださる方々なので、安心して、これからもどんどん甘えていきたいです」。一方の田中は「僕は『ガキ』に関しては何も決めてないです。絶えずゼロの状態で来ています。その時、その時の自分に何ができるかを考えています。長年お世話になっていますが、いまだに形が作れないんです」と切り出し、こう続けた。

 「こんなに頭をめぐらせる番組はなくて、そこが『ガキ』のすごいところで、本当に無我夢中です。ある意味、何も決めずにゼロの状態で、どんな感じで振る舞えるか、どんな風に応えられるか、その立ち位置が自分でもまだ見つかってない感じですね。方正さんにはデビュー当時から、お世話になっていて、初舞台のMCが(方正が組んでいたコンビの)TEAM-0さんだったので。方正さんが僕らのことで笑ってくれているだけで安心します。身近にそういった先輩がいてくださるのは、とても大切です」

 コロナで気持ちが沈みがちな1年だっただけに、出演者としても『笑ってはいけない』へのモチベーションも例年以上だ。遠藤が「毎年最後にみんなと一緒に見た時にジーンときて、振り返っていく時に、勝手に出演してくださったみなさん含めて同志というか。仲間みたいなことを勝手に思っちゃうんですけど、それで言うと、今年はその感じがより濃かったですね。みなさん絶対にいい年ではなかったと思うので『笑ってはいけない』で、ちょっとでも笑っていただけたらと思いますね」と呼びかけると、田中も「今年は例年に増して、いろんな方から『笑ってはいけないやるんですか?』と、とにかくたくさんの方から言っていただきました。僕自身も今年は厳しいかなというのも思っていたのですが、感染対策を取りながら、無事撮影を終えることができた。厳しい状況でしたが、笑いに関しては、例年に引けを取らないというか、さらにスケールアップしているじゃないかと思います」。1年の最後は笑いで締めくくってほしい…出演者の総意を田中が言葉にする。

 「あんまり言うとあれなんですけど、今年もびっくりするような人が出てくるわけですよ。自分自身も『笑ってはいけない』をできたことがすごくうれしかった。いろんな方の努力があったと思うんですけど、これを楽しみにしている方がたくさんいらっしゃったので、すごくうれしかった。番組のすごさとか大切さみたいなものを、自分自身がより感じた1年でした。ゲストの方もすごい方がたくさん登場されていますから、それがすごくよかったなと。1年の締めですから、厳しい1年だったので、最後は笑っていただけたらうれしいです」

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