総合武器見本市『DSEI Japan 2019』に見る日本の現実 「平和提唱」と「戦争エンタメ人気」の二面性
反戦を唱える一方で武器や戦争をエンタメで描く宮崎駿監督ほかクリエイターの“矛盾”
一方、エンタメでは、大河ドラマでも戦国時代を描く作品が高視聴率になるように、戦争や戦闘アクション系作品の人気はいつの時代も高い。とくに男性は本能的に惹かれるものがあるのだろう、好きな人の割合が高くなる。こうしたエンタメとリアルへの感情の相違は、浅利氏が語るように誰もが一線を画しているから起こるのだろう。
(文/衣輪晋一)