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構造変化の波が襲う韓国ドラマシーンの現在地 話題作が次なるブーム創出へ?レンタル市場を支えるヒット作

配信事業者による環境変化 従来のビジネスモデルの課題

 こうしたファンに支えられる現在の韓流市場だが、昨今の国同士の政治的な関係性による影響はあるのだろうか。

「ほぼありません。それよりも今後の課題としては、配信とどのように共存していくかですね。よい脚本家、一流の俳優でドラマを作ろうとすると莫大な予算がかかります。そうなると、世界的に配信することで収益の生み出せるNetflixなどの配信事業者がどうしても強くなり、日本を含めた全世界権を獲得しにいきます。例えば、イ・ビョンホンの出演した『ミスター・サンシャイン』なども韓国ではケーブル局のtvNで放送がありましたが、日本ではNetflixのみの配信です。今のところは、CSやBSのテレビ放送もなければ、DVDの予定もありません。これまでのビジネスモデルが成り立たなくなっています。ここには、出演料の高いスター俳優の作品が、これまでの流通で取り扱えなくなっていくかもしれないという大きな問題を孕んでいます」

 過渡期を迎えている映像シーンにおいて、従来の映像流通のあらゆるポイントで歪が現れている。作品買付けにおいては、構造的な変化が起きつつあるようだ。そんななか、新たなデジタル戦略にも打って出ているTSUTAYAだが、主力のひとつとなり、顧客の確実なニーズをとらえているレンタル事業は、その存続を信じて時代の波と戦いながら、そこでの勝算も見出している。

「ある店舗では韓流に強いスタッフがいて、お店全体の売上の4割が韓流という店舗もあります。韓流の棚の近くには椅子やスペースもあって、サロンのようになっているんです。60〜70代のお客さまのなかには、やはり配信に対してのハードルが高い方もいます。TSUTAYAは配信にも注力していますが、従来のレンタルにも変わらず一定のニーズがあり、よい作品を提供していくことでシーンの活性化と拡大を図っていきます。時代が変わっても、お客さまみなさまがそれぞれのメディアであらゆる作品を楽しめる状況を提供していくのが大事なこと。今回の『SKYキャッスル』をはじめ、話題作を盛り上げられるようなお手伝いをTSUTAYAはしていきます!」
(文/西森路代)

『SKY キャッスル〜上流階級の妻たち〜』

20年1月8日 DVD-BOX1(レンタルVol.1〜6)TCED-4810
20年2月5日 DVD-BOX2(レンタルVol.7〜12)TCED-4811
20年3月4日 DVD-BOX3(レンタルVol.13〜18)TCED-4812
セル:各14000円(税別)全36話/全3BOX
発売元:アクロス/クロックワークス/TC エンタテインメント/ひかりTV/GYAO
販売元 セル:TC エンタテインメント/レンタル:クロックワークス
【公式サイト】(外部サイト)
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提供元: コンフィデンス

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