【Creators Search】「アイドルマスター」手がける新田目翔、アイドル&アニソンを熟知した新時代のヒットメーカー
リード曲「Flyers」はアイドルがステージに立った時の気持ちをストレートに描いた楽曲。華やかなオーケストラサウンド、高揚感を煽るリズムアレンジ、ドラマティックなメロディーラインなど、“これぞ王道のアイドルソング”と呼ぶべきナンバーに仕上がっている。
水瀬いのりの「旅の途中」(1stアルバム『Innocent flower』/2017年4月発売)で作家としてデビューした新田目氏。その後、小倉唯の叙情的なバラードナンバー「Dear」、亜咲花のモータウン直系のポップチューン「SHINY DAYS」、JUNNA のディスコ調のアッパーチューン「赤い果実」など、アニソン系シンガーの楽曲に関わり、アニソンファンを中心に支持を獲得。プリンセススターズの「Princess Be Ambitious!!」、4Luxuryの「花ざかりWeekend」など、『アイドルマスター』関連の楽曲も数多く手がけている。
さらに、井上苑子の「雨のラブソング」、乃木坂46の「新しい花粉〜ミュージカル「見知らぬ世界」より〜」の作曲を担当。TVアニメ『ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王』(TOKYO MX ほか)のサウンドも手がけるなど、活動のフィールドを着実に広げている。
J-POPからミュージカルまで、幅広いジャンルに対応し、アーティストや作品に合わせた楽曲を提示できることも彼の強みだ。アニソン、アイドルソングの定型を踏まえながら、初めて楽曲を聴いたリスナーを惹きつける仕掛けをバランスよく取り入れたスタイルは、キャリアを重ねるごとに進化。若くしてヒットのポイントを掴んでいる彼のクリエイティブは今後、さらに幅広い分野で求められることになりそうだ。