【Creators Search】少女時代からアイマスまで“ノリ”と“語感の良さ”が絶妙な中村彼方氏の作詞力

  • 「THE IDOLM@STER SHINY COLORS FR@GMENT WING 02(We can go now!)」(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

    「THE IDOLM@STER SHINY COLORS FR@GMENT WING 02(We can go now!)」(C)BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

 ブラウザゲーム『アイドルマスターシャイニーカラーズ』に登場するアイドルユニット・イルミネーションスターズのキャラクターソング「THE IDOLM@STER SHINY COLORS FR@GMENT WING 02(We can go now!)」。5/20付週間シングルランキングで2位を記録した同曲の作詞を担当しているのが、中村彼方氏。“メンバー3人で支え合いながら、いちばん輝くアイドルを目指す”というイルミネーションスターズの設定とリンクさせながら、ゲームのユーザーはもちろん、幅広い層のリスナーが楽しめる前向きなイメージの歌詞に仕上げている。

 中学生の頃に音楽に興味を持ち、J-POPのランキングに入った曲の歌詞を研究していたという中村氏は、映画『ビートロック☆ラブ』(2009 年)の劇中歌「心のままに」で作詞家としてデビュー。さらに同年放送のTVアニメ『けいおん!』のキャラクターソングを手がけ、アニソンのフィールドで評価を高めた。

 活動の幅が広がるきっかけになったのは、少女時代の「GENIE」と「Gee」の日本語バージョンの歌詞。洗練されたダンストラック、抑制の効いたメロディーが生み出すクールな雰囲気を汲み取りつつ、心地よいグルーヴとどこか挑発的なイメージを共存させた「GENIE」、弾むようなビートと語感の良さと覚えやすいキャッチーなフレーズを組み合わせた「Gee」の歌詞は、少女時代の大ブレイクの大きな要因だったと言っていいだろう。

 その後、タッキー&翼の「Billions of You」(2011年)、ももいろクローバーZの「天手力男」(2011年)、ベッキー♪♯「ぎゅ。」(2013年)、吉澤嘉代子の「綺麗」(2015年)、GIRLFRIENDの「キセキラッシュ」(2017年)など、J-POP、K-POP、アイドル、アニソンなど幅広いジャンルで活躍している中村氏。リズミカルな“ノリ”と訴求力のある“意味”を併せ持った彼女の歌詞の世界は、いまも広がり続けている。

提供元: コンフィデンス

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