【ヒット分析】アルバムTOP10に星野源2作が急上昇 背景に日本のアナログ盤シーンの盛り上がりアリ
アルバムランキングTOP10入り
4/8 付週間アルバムランキングに、星野源の『POP VIRUS』が8 位、『YELLOW DANCER』が9 位にランクインした。前週40 位、前々週37位だった『POP VIRUS』が30 位近く順位を上げたこともさることながら、リリースから3 年以上経過した『YELLOW DANCER』がTOP10に入ることは極めて異例。この背景には、3/27 にこの2 作のアナログ盤をリリースしたことが、大きな要因と考えられる。デジタル・サブスク全盛のこの時代に、アナログ盤のリリースでTOP10 に入ってくる星野源の影響力・ポテンシャルの高さを改めて証明する結果となった。
10年で10倍以上の市場に
レコード好きを公言する インフルエンサーが多数出現
積極的にアナログ盤をリリース
この背景には、星野をはじめ影響力のあるアーティストが、レコード好きを公言し、アイテムとしてアナログ盤をリリースしていることが挙げられる。リリース作品がランキング上位に入る右表のアーティストも、これだけの数のアナログ盤をリリースしている。こうしたアーティストがインフルエンサーとしてアナログ盤の良さを発信していることが、それまでアナログ盤に触れたことがなかった若い世代にも存在を知らしめ、市場を拡大していると考えられる。