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老舗旅館が斬新なアートホテルに!群馬・前橋「白井屋ホテル」


創業300年の老舗で多くの著名人に親しまれた「白井屋旅館」。ホテルに転じて一度は廃業しましたが、2020年12月、起業家オーナーを迎え「白井屋ホテル」に生まれ変わりました!館内の至る所にアートが展示され、世界有数のクリエイターが手がけた客室に泊まれるんです。上州の厳選素材を活かしたディナーやフルーツタルトも絶品。前橋の新たなデスティネーションホテルをご紹介します。

前橋ビジョンを体現したアートホテルが誕生!

写真:成瀬 亜希子

群馬県・前橋市の民間と行政から生まれたまちづくりのビジョン「めぶく。」。国内外のクリエイターによる協力を得て、近年では魅力的なアートやグルメスポットが増えています。
2020年12月、そんな前橋の中心地にオープンしたのが「白井屋ホテル」。創業300年の白井屋旅館の歴史を受け継ぎ、新たなアートホテルとして生まれ変わったのです。
外観の作品はコンセプチュアル・アーティストのローレンス・ウィナー氏によるもの。前橋を象徴する豊かな自然を言語化し、ポップな色使いで表現しているのが見どころです。

写真:成瀬 亜希子

ホテルは白井屋旅館をリノベーションしたヘリテージタワー、新築で利根川の旧河川の土手をイメージしたグリーンタワーから構成。設計は建築家の藤本壮介氏が手がけました。
ヘリテージタワーで目を引くのは圧巻の吹き抜けと、金沢21世紀美術館の「スイミング・プール」で知られる芸術家、レアンドロ・エルリッヒ氏の作品「ライティング・パイプ」です。
パイプはLEDを包んだ透明塩ビ管で、光拡散塗料で仕上げられたもの。建物の梁や螺旋階段、植栽の間を縫うように配置されており、柔らかな光でゲストを迎えてくれます。

写真:成瀬 亜希子

チェックイン時のウェルカムドリンクはアルコール、ノンアルコールの2種類を用意。
こちらは一見ワインのようですが、フランス産のスパークリングぶどうジュース「レジ・ブルー ビオ」。コニャック用のぶどうを使用して濃厚ながらスッキリした余韻を残します。
緑に囲まれたアートとウェルカムドリンクでほっと一息つけるのは嬉しいですね。

世界のクリエイターが手がけた特別な客室!

写真:成瀬 亜希子

ヘリテージタワーの客室は全17室。それぞれ異なったアート作品を楽しむことができますが、特に注目したいのが世界のクリエイターが手がけた「スペシャルルーム」です。
こちらは先程の吹き抜けに設置されたアート作品「ライティング・パイプ」を、プライベートな客室で独り占めすることができる「レアンドロ・エルリッヒルーム」です。
天井から壁までパイプが張り巡らされた独特な空間。ソファーの肘掛けやバスルームのタオル掛けもパイプになっているなど、細かいところにもこだわりが見られます。

写真:成瀬 亜希子

白井屋ホテルの設計を担当した建築家・藤本壮介氏による「藤本壮介ルーム」も注目。白を基調としたモダンなインテリアの至る所に植物が生えた不思議な空間です。
まさに前橋のビジョン「めぶく。」を体現したような遊び心あふれるデザイン!一晩過ごせばゲストの新たなインスピレーションが芽生えてくるかもしれませんね。

写真:成瀬 亜希子

スペシャルルームの中でも特別感があるのは、世界的なプロダクトデザイナーのジャスパー・モリソン氏が初めて手がけた客室「ジャスパーモリソンルーム」。
アートを運搬するために作られた梱包用の木箱をモチーフにした空間。「箱の中の大切な中身がゲスト自身になっている」という仕掛けがなんともユニークです!
バスルームには檜風呂も設置されており、良い香りに包まれながらリラックスできます。

緑豊かな丘と白い小屋が目を引くグリーンタワー!

写真:白井屋ホテル (C)Shinya Kigure

ヘリテージタワーの隣に位置するのが新築棟の「グリーンタワー」。利根川の旧河川の土手をイメージしたもので、緑豊かな丘と白い小屋のコントラストが目を引きます。
こちらにも全8室の客室をはじめ、三角屋根のフィンランドサウナ、フルーツタルト専門店「ザ・パティスリー」など、思わず立ち寄りたくなる魅力的な施設を揃えています。

写真:成瀬 亜希子

グリーンタワーの客室はデラックスとスーペリアの2タイプを用意(全室バルコニー付き)。こちらでもそれぞれ異なったアート作品を楽しめるようになっています。
写真は現代美術作家の竹村京氏が「世界のトランプ」をモチーフに描いた作品。トランプが騙し絵のように見えるため、様々なポーズでフォトジェニックな一枚が撮れそうです。

写真:成瀬 亜希子

グリーンタワーの頂上は宿泊者限定のスペース。現代美術家・宮島達男氏によるネオンとLEDのデジタルカウンター作品が設置され、1〜9までカウントする様子を見ることができます。
こちらの小屋の前の椅子に座ると、赤城山や前橋市街を望む絶好のロケーションが…!個性あふれるアートと共に前橋の豊かな自然もじっくり満喫してみてくださいね。

上州キュイジーヌを味わえるメインダイニング!

写真:成瀬 亜希子

ホテル1階に位置するのが「SHIROIYA the RESTAURANT」。東京・青山にあるミシュラン二つ星のフレンチレストラン「フロリレージュ」の川手寛康氏が監修するダイニングです。
こちらで注目したいのが群馬出身の片山ひろシェフが手がける「上州キュイジーヌ」。地元の自然に育まれた旬の食材を、独自の解釈で再構築したメニューを提供しています。

写真:成瀬 亜希子

ディナーコースのペアリングはアルコール、ノンアルコールとそれぞれ用意されています。お酒が飲めなくても料理とドリンクの組み合わせを楽しめるのは嬉しいですね。
2021年3月下旬からは群馬の春の食材を使用したディナーメニューを提供。
写真は群馬の郷土料理・すいとんをアレンジした進化版「SUITON」。フレンチのような見た目だけでなく、お団子や旬の豆類、ハーブの様々な食感を味わえる驚きの一皿です。

写真:成瀬 亜希子

メインとなる肉料理は「赤城牛 新玉ねぎ」。群馬の名産品・赤城牛のかたまりを藁焼きしたもので、お肉本来の旨みと絶妙な柔らかさをじっくり堪能できます。
半分にカットされた新玉ねぎの中には、もち米がたっぷり入っているのもユニーク!
その他にも上州地鶏や田口菜など、群馬の食材を使った斬新なメニューが続々と登場します。驚きと発見に満ちあふれた「上州キュイジーヌ」をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

開放的なラウンジで朝食やスイーツを満喫!

写真:成瀬 亜希子

1階の開放的な吹き抜けの下にあるのが「ザ・ラウンジ」。朝食、ランチ、ディナーと様々なシチュエーションで気軽に利用できるオールデイダイニングです。
こちらではフレンチの名店で研鑽を積んだ星直樹シェフによる創作料理を提供。定番メニューに思いがけないアレンジが加わった一皿など、ワクワクするような味に出会えます。

写真:成瀬 亜希子

朝食は洋食3種、和食1種の計4種類。洋食はメインをデリサラダ、スモークサーモンのアボカドトースト、オムレツから選ぶことができ、全てにパンとスープ、ドリンクがつきます。
群馬県産の卵を使ったふわとろ食感の半熟オムレツは、イタリア産のチーズがトッピングされていて、周りのアーモンドとココアパウダーで味を変えられるのがポイント!
さらに自家製タルタルをのせたアボカド、上州麦豚のベーコン&ソーセージ、群馬県産の野菜を使ったサラダもあり、朝からしっかり食べたい方におすすめのメニューです。

写真:成瀬 亜希子

ホテル内にはフルーツタルト専門店の「ザ・パティスリー」を併設。東京・青山の「EMME」のオーナーパティシエ・延命寺美也氏が監修したことでも話題となっています。
お店はテイクアウト専門で連日閉店時間前に完売するほどの人気ですが、「ザ・ラウンジ」ではその絶品タルトをランチのデザートとしてじっくり味わうことができるんです!
人気メニューは群馬産のいちご「やよいひめ」を使用したタルト。いちごの爽やかな酸味と甘さ控えめのカスタードクリーム、軽やかな生地、三位一体のおいしさを楽しめますよ。

前橋のリビングとして交流を楽しむ「白井屋ホテル」

創業300年の歴史を受け継ぎ生まれ変わった「白井屋ホテル」。前橋に縁のあるアーティストが手がけた作品、上州の厳選素材を使ったキュイジーヌなど、前橋の魅力を様々な視点で感じられるホテルです。前橋のリビングルームとして多くの人が交流する場所になりそうです!
2021年6月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
取材協力:白井屋ホテル

■関連MEMO
SHIROIYA HOTEL 白井屋ホテル(外部リンク)
https://www.shiroiya.com/

【LINEトラベルjp・ナビゲーター】
成瀬 亜希子

提供元:トラベルjp 旅行ガイド

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