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『SHOGUN 将軍』を全世界が絶賛! ハリウッドが描く戦国時代の裏側とは? 裏切り、暗躍、どんでん返し…歴史とエンタメの融合に鳥肌!!
戦国時代にこんな裏側が? 目を離せぬ中盤、6話以降も止まらぬハラハラ
まず、この時代の時代劇は最近作られることが稀になったこと。年末に特番時代劇が制作されたり、ゴールデンタイムに時代劇がオンエアされていた時代と違い、セットや衣装などのコスト、時代劇全盛期のスタッフの引退などで、近年大規模な時代劇を見ることは稀になった。覚えはあるけど最近は観ていない、という層にはぐさりと刺さる圧巻のスケールの時代劇ということは、非常に大きなインパクトになっている。
また、物語のリアリティ追求はハリウッド制作ならでは。当時の人間模様を描き出すのはもちろんだが、それだけでなく、これまでの男性メインの時代劇では脇役だった女性キャラに重要なポストを与え、物語の真実味と深みが増しているのだ。そこに、宣教師と武将との危ない関係や按針の抱くカルチャーギャップなど、本作の肝となるエピソードがからみあうことで、後半部がさらに大きなストーリーになっていく。中盤まででも緩急のバランスの完璧さに舌を巻くが、今後はさらなる驚きの展開が待っている。6話以降、気になる見どころをピックアップしてみたい。
海外メディアも絶賛する『SHOGUN 将軍』、その理由を見届けよう
これに対して、TIMES誌では「前作よりもはるかに広い視野を持った歴史ドラマ」、NY TIMES誌では「アウトサイダーである按針の視点を中心にするのではなく、物語を再調整したことが功を奏した」など、絶賛を送る。また、海外の批評家が、「次の『ゲーム・オブ・スローンズ』(GOT)だ」と称していることにも注目したい。この10年での最大のヒットとなったファンタジー大作“GOT”の制作規模や独自の文化設定、極端なバイオレンスは、他の作品では真似ができないことだった。それらがすべて本作に備わっていることが、大絶賛されているのである。
次なるビッグヒットシリーズになると期待が高まっている、『SHOGUN 将軍』。そんな作品を日本人の我々が最後まで観たとき、何を感じ、考えるのか。全10話の壮大なスペクタクル戦国ドラマを、しっかりと受け止めたい。
(文:よしひろまさみち)
『SHOGUN 将軍』
■キャスト:真田広之 コズモ・ジャーヴィス アンナ・サワイ 浅野忠信 平岳大 西岡徳馬(※徳は旧字) 二階堂ふみ ほか
■スタッフ
エグゼクティブ・プロデューサー:ジャスティン・マークス
レイチェル・コンドウ ミカエラ・クラベル エドワード・L・マクドネル マイケル・デ・ルーカ
プロデューサー:真田広之
制作:FXプロダクション
■公式サイト(外部サイト)
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Courtesy of FX Networks
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